一向に無くならないパワハラ・体罰。ある関東の私立高校の教頭を取材した時に「昔から染み付いている指導方法を取り上げられてしまうと、何も出来なくなってしまう」。と語っていた。この問題は、相当根深いとその時に感じた。そんな中、あの米津玄師さんのこの問題に対する呟きが、ネットで話題になっている。今回は、その呟きから、日本の今を探る。
その気になる内容とは・・・
痛みがなければ理解できないという理由で、暴力を正当なものだと挿げ替えようとすることの浅ましさ。その胸には暴力に耐え切った優秀なケースだけが成功体験として残り、足元に積み上がった失敗には一切目を向けない。自分の指導能力のなさを子供に押し付ける態度でしょうね。
— 米津玄師 ハチ (@hachi_08) March 6, 2019
痛みがなければ理解できないという理由で、暴力を正当なものだと挿げ替えようとすることの浅ましさ。その胸には暴力に耐え切った優秀なケースだけが成功体験として残り、足元に積み上がった失敗には一切目を向けない。自分の指導能力のなさを子供に押し付ける態度でしょうね。
筆者も普通に殴られていた世代。宿題を一回忘れただけで、職員室の前に正座させられ、晒されて、そこを通る教師にゲンコツを食らわされていた。また、竹刀を持って授業を行う教師もいた。そんな風景が日常茶飯事だった。ひとは、そう簡単には、変われない。体罰教師は、また暴力を繰り返す。
ネットでは、「暴力を正当化するな!」などの声が上がっている。
ネットの反応
最近そういう話をよくニュースでも見ますね。
本当に優秀なケースは暴力や体罰があろうがなかろうが結果が出ていたと思います。
色々と考えさせられるきっかけをくださりありがとうございます。— na-zu(なずな)脊オパ完全ロス (@nazuna0617) March 6, 2019
腹立ちを怒りにまかせて暴力で解消し、あわよくば正当化する。
言葉で言って聞かないのだから、痛みで強制するしかない、とするのは、言葉で諭す度量が無いだけだということを、世の教師もそうかもしれませんし、子の親も何度も直面しながら、繰り返しているように思います。
耳が痛い。強くなりたい。— まろにく@脊オパ幕張3/10参戦 (@maronikukku) March 6, 2019
私の子供の頃は、先生に叩かれたりは、日常でした。親にも叩かれてたし。
だけど、子供心に理不尽だなぁと感じてました。暴力から何も生まれないのに。— 裕子脊オパ大阪両日参戦ありがとう (@kurumi0105) March 6, 2019
米津さんの社会への問いかけ
米津さんももしかすると、体罰を経験しているのかも、知れない。ひとの痛みが分かるアーティストだからこそ、再生回数が、驚異の3.2億回という曲を、生み出せるのかも知れない。
昨日も新潟の高校で起きた暴行事件で、高校生が逮捕された。この高校の校長にも、取材をしているが、「動画に写っている制服で、どこの高校か分かってしまう」。という生徒の叫びがあったことが印象的だった。
この問題は、社会全体で、しっかりと効果的な対策を見つけ出し、速やかに実行に移していく必然性がある。