「陸上」「程能」「梅干野」「缶」という漢字、これらはすべて苗字です。知り合いでもない限り、この苗字をスラスラと読んでしまう人なんていないのではないでしょうか。多分、これらの苗字を読むことができる人はほんの僅かです。でもだからこそ、「よし、読んでやるぞ!」という気持ちになるのではないでしょうか。ひとつひとつの漢字を見て、読み方を想像してみるのも楽しいものです。
第1問です。陸上さんは、何と読めばよいのでしょうか。
難読苗字なのですから、「りくじょうさん」ではないはずですですね。
陸上さんは、兵庫県で見られる苗字だそうです。全国で、およそ10名の方がいらっしゃるようです。
答えです
「陸上」と書いて、「くがうえ」と読みます。
第2問です。程能さんは、なんと読めばよいのでしょうか。
まさか、「ていのう」さんと読むわけではないですよね。でも、「程」という漢字は「てい」と読むこともあります。他には「ほど」とも読みます。
程能さんは、神奈川、大阪、熊本に多いそうです。また、全国で、およそ10名の方がいらっしゃるようです。
答えです
「程能」と書いて、「ほどよし」と読みます。
第3問です。梅干野さんは、なんと読めばよいのでしょうか。
素直に読むと「うめぼしや」さんですね。それとも、「うめぼしの」さんでしょうか。
現在は神奈川県となっていますが、発祥は相模ともいわれているようです。神奈川県や東京に多い苗字で、全国におよそ40人の方がいらっしゃるようです。
答えです
「梅干野」さんと書いて、「ほやの」さんと読みます。または、「うめほしの」さんと読むこともあるようです。
第4問です。缶さんは、なんと読めばよいでしょうか。
この漢字の読み方として考えられるのは、「かん」さんしかないと思うのですが、いかがですか。
この苗字は石川県で見られますが、非常に少ない苗字で、全国に10名ほどいらっしゃるそうです。
答えです
「缶」さんと書いて、「ほとぎ」さんと読みます。
あなたはいくつの苗字を読むことができましたか?
難読苗字は全国に多数ありますが、それぞれの苗字を名乗っている方は僅かです。難読苗字は伝統的な苗字でもあるようです。伝統的な苗字を名乗れるなんて羨ましい気持ちになってしまいます。
苗字の由来や全国人数を調べて見ると色々な結果が出てきます。それらが正しいかどうかは判断できませんが、「そんな風にも考えられるんだなぁ。」くらいで心に留めておくとよいのではないでしょうか。
難読苗字や難読漢字の問題は難しいのですが、問題を見てしまうとついついハマってしまいます。この意味不明な漢字、なんて読む?この漢字、苗字らしいぜ! という難読苗字の問題もありました。