マッチ棒12本で4個の正方形を作り、横一列に並べました。今回の問題は、ここに並べられているマッチ棒を使って「1」を作ることです。もちろんこのままで「1」を作ることはできません。12本のマッチ棒の中から1本を取り去り、2本を移動すると「1」を作ることができます。ただし、マッチ棒を折ったり重ねたりしてはいけません。
取り去る1本のマッチ棒を決めましょう。
取り去ることのできるマッチ棒は2本あります。マッチ棒の頭の色が緑色になっているものを取り去ることができます。どちらのマッチ棒を取り去っても「1」を作ることができます。どちらのマッチ棒を取り去りましょうか。
赤い丸印をつけた方のマッチ棒を取り去ることにしましょう。
マッチ棒を1本取り去りました。
与えられた条件をひとつクリアしました。残っている条件は2本のマッチ棒を移動することです。
緑色の頭をもつマッチ棒を移動してみましょう。あなたならばどのように移動しますか。
緑色の頭をもつマッチ棒を移動しました。
緑色の頭をもつマッチ棒を、時計回りに45°ほど回転しました。
何だか奇妙な形ですね。移動してよいマッチ棒はあと1本だけです。この形から「1」を作ることなんてできるのでしょうか。
移動する2本目のマッチ棒に印をつけました。
移動するマッチ棒の頭の色を緑色にして、わかりやすいように赤い丸印をつけました。このマッチ棒を移動すると「1」を作ることができます。さて、どのように移動しましょうか。
頭の色が緑色のマッチ棒を移動しました。
頭の色が緑色のマッチ棒を時計回りに90°回転してから下の画像のように移動しました。でも「1」を作ることはできていませんね。
よく画像を見て下さい。もう少しで「1」が出来上がりそうですよ。頭の色が緑色のマッチ棒をもう少し移動してみましょう。
答えです。
頭の色が緑色のマッチ棒をさらに左側に移動すると下の画像のようになります。
マッチ棒で作られている形は、英語の「ONE」という形になっています。英語の「ONE」は、日本語では「1」を表しています。
「1」を作れといわれると、頭の中には「1」という数字の形が居座ってしまう人が多いのではないでしょうか。確かに、「ONE」は「1」でした。
最後に移動したマッチ棒、説明を見ていると何度も移動しているように見えますが、実際にはマッチ棒をつまんで一度の移動で答えの形にすることができます。
マッチ棒を使ったパズルを見ると思わず考えてみたくなってしまいませんか。「パズルの記事」一覧 の中にはマッチ棒を使ったパズルもあります。