今ではなくてはならない通信手段、LINE。仮にスマホの通話機能やメールがなくなっても、LINEがなくなったら困るという人が多いはず。そこまで我々の生活に必要となったLINEではありますが、電子マネーの分野では苦戦していました。そのため日本での「LINE Pay」サービスを終了し「PayPay」に1本化することに……その発表直前、信じられないことが起きていました。
日本における「LINE Pay」終了のお知らせ
電子マネーの中では比較的健闘していたともいえるLINE Pay。しかし同グループ企業であるYahooの「PayPay」の一人勝ちが続いており、早い段階で終了も視野に入っていたのかもしれません。それでも4400万人が登録しているサービスを閉じるのは、簡単なことではないような気もします。
LINEヤフーは、スマホ決済「LINE Pay」の国内でのサービスを来年4月末で終了すると発表しました
残高は同じグループで展開する「PayPay」に移行できるとしていますhttps://t.co/n3u718vvqY#nhk_video pic.twitter.com/blkbzzBhex— NHKニュース (@nhk_news) June 13, 2024
参考:LINE Pay「お知らせ」
「LINE Pay」終了発表直前に……マジか!
「LINE Pay」が来年4月にサービス停止という発表があったわずか数時間前の午前10時、OKI(沖電気工業)よりPR TIMESを使った衝撃の発表がありました。なんと金融機関向けの「LINE Pay対応 ソフトウェア開発キット」を販売すると……簡単にいえば「LINE Payと金融機関の連携が楽になりますよ」というわけですが、なんというタイミング!
OKI、「LINE Pay かんたん送金サービス」と連携できるソフトウェア開発キットを金融機関向けに販売 https://t.co/Hs9g0PVdNW pic.twitter.com/ppjWsjZyk6
— PR TIMESテクノロジー (@PRTIMES_TECH) June 13, 2024
金融機関向けのソフトウェア開発経験者でなくても想像は出来ると思うのですが、かなりの開発機関と相当の開発費が……と思うと、なぜよりによって同日に!と思わずにはいられません。
PR TIMES:「LINE Pay かんたん送金サービス」と連携できるソフトウェア開発キットを金融機関向けに販売
既に発表から半日以上が経っていますが、X公式アカウントからは何のアナウンスもありません。そもそもBOTのようなアカウントですし、そういうところなのかなとも思いつつ、PayPayやメルペイがあれば全く問題ないとも考えてしまいました。
PayPay(Yahoo)とLINEが経営統合をしたことで、結局はグループ内競合になってしまったわけです。割りを食ったのは沖電気工業でしたが、それにしても嫌がらせのような「終了のお知らせ」のタイミング。技術者の方、心を折らずに頑張って!(AT&Tの元開発者より)
source:沖電気工業