書き方が難しい漢字・読み方が難しい漢字。日本語は非常に難しいものです。一体どれほど勉強をすれば、日本語をマスターできるのか。日本人である我々ですら、なかなかその高いハードルを超えることは難しい。そんな中、こちらの漢字の読み方はわかるでしょうか。「杮」です。えっ?これってあの果物ではないの?と思うのかもしれませんが、それは違います。
杮と柿
さて先程の漢字「杮」をなんと読むか。まっさきに「かき」だろう。と思ったあなたは、もちろん不正解。そんな単純な問題ではありません。
ではなんと読むのか。ということで、改めて「柿」と「杮」それぞれ見比べてみましょう。
これでわかったでしょうか、少々違います。太さなどは、フォントの違いもあるのかもしれませんが、明確な違いがあります。それは右辺の「市」の部分を「亠」と「巾」がわかれているかどうか。
右辺が別れている方は「かき」です。まさに「間違い探し」レベルなのです。ではもう一方はなんと読むのでしょうか。
正解は「こけら」です。「こけら落とし」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。新しい劇場などが完成した際に、最初に行われる公演です。
ただし、文章で記載する場合「杮」と「柿」は間違いやすいので「こけら落とし」とひらがなで書くのが一般的です。
その他間違いやすい漢字
その他見間違いやすい漢字は山程ありますので紹介していきます。
人・入
幸・辛
侮・悔
侍・待
力・刀
千・干
干・于
午・牛
卯・卵
基・墓
因・困
「こけら」ほどではありませんが、それぞれ明確な違いはあります。我々はそれらを無意識的に使い分けているというのは、なかなかすごい能力じゃないでしょうかね。
ただ「卯・卵」は最近違いに気づいたのは、ここだけの話ではありますが。
Source:Weblio