異なる色のついた5枚のカードがダイヤモンドのような形に並べられています。この5枚のカードを並べ替えると、アルファベット1文字を作ることができます。カードを並べる時に裏返しにするカードが1枚だけあります。また、裏返しにしたカードとは別のカードを1枚だけ回転させなければなりません。あなたは裏返しにするカードと回転させるカードを見抜くことができるでしょうか。そして、アルファベット1文字を表すように並べ替えることができるでしょうか。
カードに記号をつけました。
カードを並べ替えたときに、どのカードをどこに移動させたのかがわかりやすいように5枚のカードにアルファベットの記号をつけました。
出来上がるアルファベットの文字は何でしょう。
アルファベットは全部で26文字あります。5枚のカードと26文字のアルファベットを見比べて、どの文字になるのかを想像してください。
5枚のカードを少しずつ移動してみましょう。
5枚のカードが近づきすぎていると見にくいですね。少しずつ移動してみました。5枚のカードが離れてくると、1枚ずつの形がはっきりとしてきてイメージがわきやすくなるのではないでしょうか。
この段階で答えがわかってしまう方は、図形を認識する力が相当高い方ですね。是非答え合わせをしてみてください。「まだわからないよ。」という方のために、もう少し説明をしますね。
5枚のカードの配置をかえました。
このような配置で、5枚のカードを移動していくとアルファベットが出来上がります。しかし、まだどのカードも裏返しにしていません。回転させたカードもありません。
どのカードを裏返したらよいのかお分かりになりますか。それがわかると、多分答えもすぐにわかります。
Bのカードを裏返しました。
Bのカードは裏返したことがわかるように色を変えました。さらにCのカードは時計回りに90°回転させました。あとは5枚のカードを正しく並べるだけです。
この状態で、答えとなる文字にかなり近い形になっています。答えがわかったという人はどうぞ答え合わせをしてください。
2枚のカードを近づけました。
AとBの2枚のカードを正しく並べました。あとは、CとDとEのカードを並べるだけです。もうおわかりですね。
答えです。
5枚のカードを並べ替えて出来上がる文字は、”H”でした。
1枚のカードを裏返し、1枚のカードを回転させることにより、アルファベットの”H”が出来上がりました。頭の中でカードを移動させて答えを出すのは難しいものです。もう一度挑戦してみたいという方は、画像を印刷して挑戦してみて下さい。
図形の問題は、答えを見ると「えっ、そうだったの?どうして気付けなかったんだろう?」と思ってしまうことがあります。長方形の紙を折ってできるという難しそうな形も その折り方がわかるとそんな気持ちになってします。