赤色の鉛筆、緑色の鉛筆、紫色の鉛筆を使って式を作りました。それぞれの鉛筆はある数字を表しています。同じ色の鉛筆は同じ数字を表しています。4本の式のうちの上から3番目までの式を使って、「(緑色鉛筆)+(紫色鉛筆)×(赤色鉛筆)」が表す数字を答えて下さい。一見すると複雑そうに見えますが、30秒もかからずに答えを出せる人は意外と多いかもしれません。あなたは答えを出すまでにそれくらいの時間が必要ですか。
ヒントとなる式は3本もあります。
中学生の時に連立方程式というものを習いました。「2つの式を足したり引いたりして、何だかよくわからなかった。」という人がいるかもしれません。でも今回の問題はそれほど複雑ではないような気がしますが...。こういう問題って出来たらとても嬉しくなってしまいませんか。では答えを出すまでの時間をお楽しみください。
一番上の式だけで赤色の鉛筆が表している数字がわかってしまいます。
赤色の鉛筆3本で「30」です。ということは、赤色の鉛筆1本の値は「10」ですね。
2番目の式からは何がわかるでしょうか。
赤色の鉛筆1本と緑色の鉛筆2本で「20」になるとわかります。赤色鉛筆1本の値は「10」でした。
ということは、緑色の鉛筆2本で「10」になることがわかります。緑色の鉛筆2本で「10」なのですから、緑色の鉛筆1本ですと、その値は「5」ということがわかります。
後は、紫色の鉛筆1本の値がわかればよいのですね。
3番目の式を式を見てみましょう。
緑色の鉛筆1本と紫色の鉛筆2本で「9」になるとわかります。緑色の鉛筆1本の値は「5」でした。では、紫色の鉛筆1本の値はいくらでしょうか。
紫色の鉛筆2本の値は「4」となりますね。ということは、紫色の鉛筆1本の値は「2」だとわかります。これで、赤色の鉛筆1本、緑色の鉛筆1本、紫色の鉛筆1本の値がわかったことになります。
それぞれの鉛筆が表す数字を確認しましょう。
赤色の鉛筆1本の値は「10」、緑色の鉛筆1本の値は「5」、紫色の鉛筆1本の値は「2」であることがわかりました。準備は整いました。「?」に適する数字を答えることができますよ。
「?」が表す数字、おわかりになりましたか。
(緑色の鉛筆1本の値)+(紫色の鉛筆1本の値)×(赤色の鉛筆1本の値)の値はいくつになるでしょう。
鉛筆の代わりに、それぞれの鉛筆が表す数字を置いてみました。正しく計算すると、その答えは「25」であるとわかります。
答えです。
「?」に適する数字は「25」でした。
「?」に適する数字が「70」になったという人はいませんか。「5+2×10」という式で、「5+2=7」と計算してから「7×10」を計算すると「70」という答えが出てしまいます。しかし、足し算と掛け算が混ざっている式では、掛け算から先に計算することになっていますから「5+20」と計算しなければなりません。これを計算すると「25」という答えが出てきます。
問題となっている画像には複雑そうな式が示されていましたが、上から順番に見ていくと割と簡単に答えが出てきました。「パズルの記事」一覧 の中には、同じような種類の問題もあります。