あなたのおうちに保冷剤が眠っているということはありませんか。ケーキなどを購入するとお店の方がつけてくれたりして、その時は大変役に立ってくれます。使用後は冷凍庫の中に入れておき、お弁当など保冷が必要なものに利用することもできます。しかし、気が付くと使い切れないほどの保冷剤がたまってしまって困っているなどということがありませんか。今回は保冷材の簡単な活用方法をご紹介しましょう。
保冷材で消臭剤を作ることができるのです。
暑い時期のお弁当と一緒に入れたり、タオルで巻いたものを首に巻いて暑さをしのぐこともできます。どちらも保冷剤としての利用方法ですが、袋から中身を取り出してやると「消臭剤」という全く別の活用方法が見えてきます。ただ単に消臭剤として使うだけならば袋の中身をガラス容器などに出してやればそれだけで完成です。
しかし、ひと手間かけるだけでオシャレな消臭剤として家の中の色々な場所に置くことができますし、プレゼントとしても使うことができます。ひと手間とはいうものの、実際のところはそれほどの手間はありません。
お気に入りの空き瓶などに保冷剤を移しかえます。
保冷材の袋を切ってお好きな容器に移してください。容器の形に決まりはありませんが、お気に入りの容器でつくると一層おしゃれな小物に見えてきます。調味料の空き瓶など、お取り置きしている容器を利用することができます。
保冷剤を小瓶の中に移し終わりました。
保冷材の袋を押してやると、保冷材は袋の中からニョロニョロと出てきます。容器の中の保冷剤が適度な量になったらこれで消臭剤完成です。この容器をこのまま部屋に置いておくだけで消臭の働きをしてくれます。でも、このままではオシャレな消臭剤とはいえませんね。
ビーズを加えてみました。
このビーズはダイソーで購入したものです。以前購入したものが残っていたので使ってみました。これを保冷剤と混ぜるのですがうまく混ぜることができるでしょうか。混ぜる時には割りばしや使い捨ててもよいプラスチック製のスプーンを使って下さい。
保冷材の量に注意しましょう。
保冷剤には粘度があるため、均等になるように混ぜるのは少しばかり大変でした。保冷材の量が多すぎると、容器の口から保冷剤がこぼれ落ちそうになりますから注意してください。
写真のように、ビーズを入れると涼しげに仕上がりました。この状態では無臭です。少し香りがついていた方が良いという方は、アロマオイルを加えることもできます。
水色のビーズを使って2つ目も作ってみました。
見た目が涼しそうな消臭剤が出来上がりました。
出来上がった2種類の消臭剤です。保冷材の中にビーズが加えただけで、見ているだけで涼しそうに感じさせてくれます。もしあれば、通気性の良いものでふたをするとよりオシャレで可愛らしい消臭剤にすることができます。
容器の口にレースをかぶせてみました。
レースは端切れで残っていたものを使いました。カラフルな輪ゴムがあったので、これでレースをとめました。レースをつけただけで見た目の印象ががらりと変わりました。
これからの暑い季節、こんな小物が部屋の中に置かれていると、ほんの少しですが涼しさを感じさせてくれるのではないでしょうか。
今回はビーズを加えましたが、加えるものはビーズ以外にも色々と考えられます。絵の具を少量混ぜることもできます。
保冷材の扱いには注意することがあります。
保冷材は水分を吸収するとどんどん膨らんでいきます。流しが詰まってしまう可能性がありますから、流しには決して捨てないでください。余った保冷剤や割りばしやスプーンについた保冷剤を捨てる時には、お住まいの地域の分別方法に従って捨てて下さい。また、決して口に入れることのないようにしてください。
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