かわいらしい容姿と「お下品」ながらも笑ってしまう松浦亜弥のモノマネでおなじみ、タレントの「はるな愛」さん。彼女がニューハーフとしてテレビに出るようになって25年、いまだ第一線で活躍されています。そんな「はるな愛」さんですが、先日パラリンピックの開会式に登場!全く年齢を感じさせない若々しい姿を見せていたのですが、一部の方から非難を浴びる事態となってしまいました。
はるな愛さん、パラリンピック開会式のオープニングに登場!
賛否両論だったオリンピックの開会式。はたしてパラリンピックの開会式は……と思っていた矢先にあやや、ではなく「はるな愛」さん登場!どんなものかと思って観ていたのですが、彼女の登場によって華やかになりますね。エアあややは伊達じゃない!
開会式のダンスパフォーマンス、はるな愛さん登場…タレントとして活躍「LGBTへ理解を」https://t.co/MF8ce4GEOy#開会式#はるな愛 pic.twitter.com/2ijhq1AZm1
— 読売新聞オンライン (@Yomiuri_Online) August 24, 2021
一部、違和感を持たれた方も……
SNS上では大方歓迎といった雰囲気でしたが、一部の方は彼女の登場に違和感を持たれたようでした。
・LGBTの人と障害者の人を同一視するのはいかがなものか
・LGBTをパラリンピックと並べるのは違う
・心身障害と身体障害を同一視しないでほしい
・LGBTが障害に思われて不快
・LGBTを語らないでくれ
ここに書くことはできませんが、あまりに酷い言葉で非難されている方も見受けられました。いろんな考えがあるのは重々承知ですが、性同一性障害で苦しんでいたということを公表している彼女に「LGBTを語るな」というのはちょっと理解に苦しみます……
はるな愛さん、障害者バラエティーに長く携わっていた
じつは彼女、Eテレで放送中の障害者の皆さんをテーマにした情報番組「バリバラ」(バリアフリーバラエティー)に長く携わっているのです。番組開始当初はキャラクターの声を担当し、その後は障害者の方をモデルにしたファッションショーなど、10年近くに渡って番組を支えている一人なのです。
【あす6月5日(土)14時~】
バリバラ10年目スペシャル 一挙2本放送
第1弾 タブーに挑戦!?障害者バラエティー https://t.co/lNAWsQ7PyO
第2弾 自分らしさって!?多様な性と多様性https://t.co/YtOkGPJlPT
お笑い、恋愛・SEX、感動ポルノ
多様な性のありかたって?#バリバラ— Eテレバリバラ 木曜夜8時&日曜午前0時 (@nhk_baribara) June 4, 2021
また、現在は放送されておりませんが、バリバラのスピンオフラジオ「バリバラR」ではパーソナリティを務めていたはるな愛さん。LGBTがどうかは別の話として、パラリンピック開会式のトップを飾るにふさわしい人選だったのではないでしょうか。
【日曜はバリバラR】はるな愛のラジオ・バリバラR。今日はシリーズ、セクシュアル・マイノリティー①。障害のある人たちの中には、性同一性障害、ゲイ、レズビアンなどの人たちもいます。ダブルマイノリティーの当事者の声を紹介し、支援について考えます。NHKラジオ第2、朝8時。再放夜7時。
— Eテレバリバラ 木曜夜8時&日曜午前0時 (@nhk_baribara) September 20, 2014
先程の辛辣な意見をかき消すように、SNS上ではこのことが拡散されることとなりました。
・パラリンピック開会式で「?」となっている人は「バリバラ」で検索してくださいね
・バリバラに出ていたもんね、ずっと寄り添い続けた人が出るのはなんかいいな
・バリバラに出ているから、パラリンピックの開会式に出るのは納得!
テレビでは常に笑顔のはるな愛さん、筆者もアーカイブでバリバラを見てみました。お涙頂戴で終わらせることなく、出演者と視聴者みんなが笑って考えることが出来るバラエティー番組でしたね。はるな愛さんのパラリンピック開会式登場、これは必然だったようです。
パラリンピックで思い出したのですが、現在も首都高速利用料1,000円上乗せが続いています。首都高を利用される方、9月5日までのガマンです!
※バリバラの番組案内などに基づき「障碍者」「障がい者」ではなく「障害者」と記載させていただいております。