新型コロナウイルスが2019年12月8日に中国の武漢で発生し、2か月弱の間にあっと言う間に患者の数も増え続けてしまいここ日本でも依然気の抜けない状況が続いております。筆者が住む札幌にも新型コロナウイルスは既に侵入済み。さっぽろ雪まつりの関係でいつもよりさらに観光客が多い今、中国人観光客入店禁止としていたラーメン屋さん「麺やハレル家」さんに行ってみました。
感染予防対策
本日より「新型コロナウイルス」の発生に伴う感染予防対策として「ハレルヤ3店舗、まんざら、ねぎま」の全店舗「中国人観光客の入店を禁止」致します。ご理解の程、宜しくお願い致します。 pic.twitter.com/pHRr4nDIfg
— 麺やハレル家 (@menyahareruya) January 29, 2020
麺やハレル家さんの「中国人観光客の入店を禁止」する旨のツイートがSNSで拡散され、「人種差別だ」と批判が集中していました。この措置の善悪は一介のライターである筆者には到底判断が付きませんが、とにかくまずはラーメンの味を知らない事には何も言えねえ!という事で食べに行ってみよう。
到着。
札幌駅から徒歩約10分にあるこちらが「ハレル家」さん。入り口には中国語で入店禁止の張り紙がありました。
メニューはとても豊富。店主さんは和食からの転身のようで、麺もスープも様々!相当こだわっているみたいです。食べログを覗いてみたところ、一番人気は「まろ味噌」という味のようだ。しかし、えび味噌、濃厚煮干し醤油などなど他にも人気メニューは沢山あるみたい。入り口で既に迷います。
選んだのは一番人気のまろ味噌
いきなりラーメンの画ですみません。頼んだのはまろ味噌。札幌味噌の定番といったビジュアルが食欲をそそります。
非常に美味い。スープは名前の通りまろやかでとろみが少しありますがくどくなく、コクのある優しい味噌味。チャーシューは大きめ、メンマ好きの筆者には穂先メンマが嬉しい。食べ進めていくにつれておろしショウガが少しづつスープに溶けていって、味が変わっていくのも楽しい。
さらに味変可能
夢中で食べていると、メニューの陰に何かを発見。「魚粉ガーリック」とかかれている。聞きなれない単語だが何となく美味そうという事だけはわかる。早速かけてみると、味噌にもしっかり合うし味がさらに変わってみるみるスープがなくなっていく。滅茶苦茶美味かったです。
話を聞いてみた
さて、お腹もいっぱいになったしそのまま帰ろうかとすら思っていたが、取材できているのだ。例の張り紙について話を聞かねばなるまいと思い、店員さんに話を聞いてみた。残念ながら社長さんは不在のようだ。
筆者:中国人観光客はいつまで入店出来ないのですか?
店員さん:「騒動がおさまるまでですかね。実際、観光客の増えるこの時期には、苦渋の決断だったのだと思います。」
筆者:例えば、新型コロナウイルス発見前から札幌に在住している中国人の入店はOK?
店員さん:「OKと言いたいところですが、上の者に聞いてみないと無責任な発言は出来ないというのところです...」
若い店員さん:「実際、中国人を差別する気持ちなどは毛頭なくて、来て欲しい気持ちはあります。しかし、店員の数も少なく、お客さんの安全を守るためにもコロナウイルス騒動中は軽々に入れる事は出来ないというのが上の本音だと思います」
店員さん「そうですね。実際、来て欲しいですし早くコロナウイルス騒動がおさまれば良いなと願うばかりです」
筆者:ありがとうございました!美味かったです。ご馳走様です!
というワケで、麺やハレル家さん。社長さんからお話は聞けませんでしたが、実際に働く方々も中国人を差別するような気持ちは全くないとの事。ラーメンもとても美味しかったです!
画像掲載元:秒刊サンデー