今年のゴールデンウィークはコロナ禍ということもあり、なかなか大きなイベントは開かれず、中止もしくは縮小開催となっている。更に現在一部地域では「緊急事態宣言」真っ只中ということもあり、延期を余儀なくされる状況で全く改善の様子はないわけだが、そんな中元気にお祭りを強行突破する都市があるようだ。
コロナ禍でも「浜松まつり」は開催
浜松まつり、開催しました。
コロナ対策徹底のもと、初凧を揚げてきました。
子供の成長を願い、思いを込めて凧を天高く! pic.twitter.com/afpysArYst— 塩谷立 (@shionoya_ryu) May 3, 2021
さて、そんなコロナ禍でも静岡県浜松市で毎年行われる「浜松まつり」は、開催されることとなったようだ。
実は、浜松まつりは昨年中止、そして今年は「凧揚げ」のみ開催という形式となったが、そこまでして何故やるのかと、首をかしげる市民も少なくなく、批判が寄せられていた。
もちろん通常の祭りとは異なり「ラッパ・練り」など密になったり飛沫の恐れがある道具を使うことは禁止されており、更にマスクや検温、無観客での開催など、徹底されているため、通常の浜松まつりとは別物であることは言うまでもない。
しかしながら、会場ではヒートアップした参加者が凧揚げに熱中。喧嘩凧という別名もあることから、必然的に人と人とが混ざり合い「密」な状況となってしまう。
実際の現場の写真を見る限り、通常の浜松まつりと何ら遜色のない密状態を作り出しているように見える。
高まる批判の声
2年ぶり、浜松まつり開幕:中日新聞しずおかWeb https://t.co/DsW20f4uwi
待ちに待った開幕日。
それぞれの願いを込めた凧が、青空に舞いました。
動画でも凧揚げ会場の様子を紹介しています。— 中日新聞しずおか(ふーちゃん) (@chunichi_tokai) May 4, 2021
今回の強行突破は、言うまでもなく「批判」の対象となっておりいます。都心や関西では緊急事態宣言がされており、更に浜松市でも感染者はゼロではない。
同様に、大阪府岸和田市で行われている「岸和田だんじり祭」の「入魂式」が行われたという報道で物議を醸したのは記憶に新しい。
参照:岸和田だんじり祭、「3密」対策の壁 入魂式に批判も
案の定今回の強行突破に批判の声がネットで寄せられている。
・浜松市で今日10人もコロナ感染者でてるのに浜松まつり開催とか頭おかしい。
・浜松まつりもマスクなしでやっている人も見られた。
・祭り関係の人たち、基本的に頭がおかしい。
・特定の大規模イベントだけ中止とかおかしい。
・ヤツら控えめに言ってバカなん?
・マスク着用義務とか言いながら、普通に外してる人いる。
そもそもなぜこのような縮小開催をしてまで、浜松まつりをする必要性があるのか、等様々な意見があるようですが、果たして来年は普通の浜松まつりが行われるのだろうか。今こそ浜松市民の「やらまいか精神」試されるときなのかもしれない。