毎度この手の大きな事故、災害が発声する度に拡散してしまいます「デマ」。以前は熊本地震において檻からライオンが逃げ出したというデマが拡散し、大いに話題となりました。非常事態の際はやはり情報をしっかり精査する余裕がなく、またたくまにデマが拡散しやすいものです。ということで今回も全く別の事故のデマが「北海道のガス爆発」の動画として拡散しております。
2015年8月 中国天津の爆発事故
今回拡散しておりますものは「札幌飲食店 ガス爆発の瞬間の一部始終」というものです。ビルとビルの間に爆発の様子が伺えますが、これは2015年8月に中国天津で発生しました爆発事故です。つまり過去の映像を今起こっているかのように拡散しているということです。
しかしこのデマに割と早く利用者が指摘し、3年前のものであることをアナウンス。ツイートも上位に「デマである」との表記があり、すぐにデマであることが伺えます。
3年以上前の映像ですね。 https://t.co/JoiRjgk3qt
— シャドウバースの使徒 (@shadow_verse_sv) December 16, 2018
過去にはテレビ局も釣られておりました
今回の問題は、実は今回が初めてではありません。
Mr.サンデーで、岡山の工場爆発の独自入手映像とされたものが、全く別の映像だった可能性が指摘されており、それが天津の爆発映像だった可能性が指摘されておりました。
つまりプロの目でも安易に騙されてしまうデマ。
最近では、この手の問題に関しすぐに情報強者が指摘することで、むやみな拡散を抑えることも出来ます。しかしそれに気づかずに、安易に拡散させてしまう方もおり、拡散力に押され真実であると勘違いを起こしやすいので、十分な注意が必要です。
画像掲載元:Twitter