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物流が限界!ヤマト運輸や佐川急便の荷物に遅れも……とある会社の現役ドライバーに現状を聞いてみた


宅配便

配送ドライバー不足が顕著な物流業界。拘束時間が長く激務という職場が多いこともあり、人材の確保に苦労しているようです。最近では通信販売に加え、フリマサイトの需要も急増しており配送業者の苦悩が伺えます、そんな中、ヤマト運輸や佐川急便はホームページで現状を告知。筆者も現役ドライバーに話を伺ってみました。

物流増加で遅延も……SNSで話題に

今年も残り1ヶ月を切り、配送業者が特に忙しくなる季節。近年は通販やフリマサイトの利用も増えた上にドライバー不足、業界の厳しさはより一層増して来ているようです。

実際にヤマト運輸では「年末に向けて、さらなるお荷物の増加や帰省などによる通渋滞が予想され、全国的に荷物のお届けに遅れが生じる可能性があります」とのこと。佐川急便も「一部の地域において、現在もお荷物のお届けに遅れが生じております」と、ホームページにお詫びを記載していました。

source:ヤマト運輸「お届け遅延について」佐川急便「お荷物の遅延について」

ドライバー不足の理由をドライバーさんに聞いてみた

とにかく人手不足という配送ドライバー。実際にどういったところが問題なのか、筆者が過去にお世話になった某大手配送業者のドライバーの方に現状の問題点を伺ってみました。

・以前よりはマシになったが、拘束時間が長い
・作業量を考えると賃金が低い
・ベテランドライバーの新人ドライバーに対する当たりがキツい
・大型車を運転できるドライバーが減っている

あと、実は筆者はヤマト運輸でも佐川急便でもない「家電量販店の配送センター」で短期間仕事をしたことがあります。とにかくブラックだったからこそ「あまりに無茶」な当日配送や、翌日配送が可能になっているんです。

ちなみに筆者が短期間働いた家電量販店の配送センターが、どういう職場だったかというと……

・30分前(もちろんサビ残)に仕事を始めないと怒鳴られる
・軍隊のような無意味な朝礼
・絶対に間に合わない時間指定を新人に押し付ける
・都内で駐禁を避けて1人で配送するのは不可能(罰金は自腹)
・16時間労働は当たり前
・まともな先輩は辞めている
・総務部に言われた業務内容と全く違う

それほど昔のことでもないので、おそらく現在もそのままでしょう。ヤマト運輸や佐川急便は多少なりとも労働環境が改善されていると聞くのですが、その企業は今でもブラックのままらしいです……。筆者は1週間働いただけで、二度と働きたいとは思いませんでしたよ。

何度も繰り返すようですが、通販やフリマサイトの急激な増加。そして配送ドライバーが育たない過酷な環境……配送だけでなく大型バスのドライバーも足りていないようですが、とにかく労働環境の改善が必須なのではないでしょうか。

source:ヤマトホールディングス佐川急便

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