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不思議すぎ!見方によっては最初とは違う絵に見える「錯覚」


kaidan

「自分に見えているものは、他の人にも同じように見えているのだろうか。」なんてことを考えたことはありませんか。人はものを見るとき、脳ミソから対象物をどのように見たらよいかという情報を受け取っています。脳ミソ自体が判断に迷うとき、人はひとつのものであっても幾通りかの見方をしてしまいます。”錯視”とか”錯覚”というものです。
”錯覚”というと何か間違ったことのように聞こえますが決してそのようなことはありません。有名な絵画の中には、錯覚を取り入れた作品がたくさんあります。多くの人たちがそのような作品を通して錯覚や錯視を楽しんでいます。

-有名な絵画でなありませんが・・・

これは階段を描いたものです。1枚の絵ですが2通りに見えます。脳ミソが一生懸命に判断しようとしているのですが、迷いがあるために2通りの見え方が交互に現れます。あなたにはこの階段がどのように見えますか。

正常な位置の階段と、逆さまに作られている階段が見えます。

kaidan

簡単に2通りに見える人とそうではない人がいます。


-色を付けると見やすくなります。

ピンクの面を前面だと考えて見ると正常な位置の階段が見えます。緑の面を前面だと考えて見ると、階段が逆さまについているように見えます。逆さまに見えるほうは、最初のうちは見えずらいかもしれません。

mihon2



-これは本を描いたものです。

開かれている本が立っているような見え方と開かれている本が伏せて置かれているような見え方が現れます。どちらが先に見えるかは、この絵をどのように見るかによって決まります。

book

2通りに見えたでしょうか。



-こちらも色を付けてみました。

背表紙や他のページなどを加えてみました。こちらでイメージがつかめたならば、もう一度色のついていない方を見てみてください。今度は2つのイメージをしっかりと捉えることができると思います。

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-平面図形でしょうか、空間図形でしょうか。

この絵をどのように見るかによって見え方が変わってくるのですが、見えるのは正六角形か立方体です。

rokkaku

いかがでしょうか。2通りに見えたでしょうか。



-またまた色を付けてみました。

上のほうの絵は正三角形6個で正六角形が作られています。下のほうの絵は立方体に見えます。立方体が簡単に見えた方は、正六角形のほうも立方体に見えてしまうかもしれません。

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会話の中での「それ錯覚だよ。」という言葉は、多くの場合あまり良い意味では使われません。しかし、絵や図の中に仕組まれている錯覚を見つける場合はそのようなことはありません。それどころか好奇心や探求心がくすぐられて楽しいものです。

脳ミソが正しい情報を伝えられないときは、脳ミソ自身がそれを見た経験がないからです。経験を積むと正しい情報を伝えられるようになります。たくさんの錯覚を起こしやすい絵や図を見ることによって、脳ミソに経験を積ませてあげるのもよいのではないでしょうか。

(秒刊サンデー:わらびもち)



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