そろそろ年の瀬も近づき、人々は足早に目的地に向かい仕事を片付けそして次の仕事へ。12月という月は、毎日のように忘年会やイベントごとに切磋琢磨し、あっという間に年末を迎えてしまう1年で最も忙しくある意味「充実感」ある月でもあります。そんな日本において休息は必要なことなのかもしれませんがこちらの写真が話題となっております。
ー無慈悲過ぎるベンチ
寝ることはおろか、座ることすら許されない不寛容社会 pic.twitter.com/Ac2M9Y7CmN
— 路地徘徊人 (@C_Kyoro) 2017年12月12日
こちらが今話題となっておりますベンチです。東京八重洲口付近にあるベンチのようですが、座る場所の上にまるで刃物のような鋭利な突起物が刺さっており座ることも許されません。従ってここには人が休息を取るなんてことは出来ないわけですが、一体何故こんな所にこんなベンチがあるのでしょうか。そもそも座ってほしくなければ、ベンチを置く必要が無いのでは?いや、これはこのような「オシャレ」なデザインのベンチ?
様々な憶測が飛び交いますが、実はこれベンチであるというのは間違いである可能性があります。元々ここにはこのような置物は存在しておりませんでした。
ー2009年ごろには・・・
出展:Google
こちらは2009年頃の様子となっております。ベンチは存在しません。しかし代わりに大量の自転車がおいてあります。つまりここから読み解けることはただ一つ、これはベンチではなく「放置自転車よけ」です。
自転車が大量に放置されていくのでそれを防止するために、このようなベンチ型の置物を投入したという説が濃厚です。
実際に放置自転車禁止区域になっております。
出展:中央区
つまり放置自転車を無くすため、このような奇妙なオブジェを置き、放置自転車を阻止しようと試みているということになります。実際にキレイに放置自転車はなくなっているように見えます。とはいえ、ベンチっぽくも見えてしまうので、ちょっと意地悪なベンチに見えてしまうのは否めませんが、いっそのことベンチにしてしまえばいいのでは?とも考えたくなります。
すると今度はそこに座って公園のように使われてしまう可能性もあるので、それはそれで困るのでしょう。ややこしい問題ですね。
(秒刊サンデー:たまちゃん)