木星は我々地球人にとってそれほど近いというイメージはないのですが、それでも夜空からははっきりと存在を確認することが出来ます。おそらく将来、人間が行くことはあるのかもしれませんが、住むことは出来ないでしょう。それほど過酷な世界であり、驚異的な環境がそこにあるわけです。ということでNASAが衝撃的な写真を公開しました。
A whole new world: my first in-depth science results reveal a strikingly complex #Jupiter. Details: https://t.co/wVdMNaBKp1 pic.twitter.com/LXKr32KASp
— NASA's Juno Mission (@NASAJuno) 2017年5月25日
こちらはNASAが今Twitterで公開しております木星の様子です。高解像度(Twitterの仕様により圧縮はされている)の写真で、見ているだけで引き込まれるような恐ろしい画像です。この縞模様は木星の嵐で、風速 100 m/s (360 km/h)にも達する猛烈な風が吹き荒れるということです。地球で言えば竜巻のような恐ろしい風が、木星に常に吹いている、といえば判るでしょうか。
つまり仮に着陸(そもそもガス惑星なので着陸は出来ませんが)しようものであれば「瞬殺」です。更に恐ろしいことを言えば、この縞模様の帯、どれぐらい大きいのかというと・・・
(写真:Wikipedia)
地球がほぼすっぽり入るレベルです。木星のこの縞模様の帯を地球に移動すると、地球全体が、巨大な竜巻に襲われ壊滅します。
そんな木星ですが、メリットもあります。それは地球などの小さな惑星から、小惑星の衝突を避けてくれます。時には木星に小惑星を衝突させ地球などへの甚大な被害を回避させてくれます。
つまり木星がなければ、運が悪ければ地球は既に粉々になっている可能性もあるのです。そんな素晴らしい木星の存在と、NASAの功績に敬意を払いたいものです。
NASA
https://www.nasa.gov/mission_pages/juno/main/index.html
(秒刊サンデー:たまちゃん)