はじめに


安眠やリラックス効果のある、芳しい香りが魅力の「ラベンダー」。
最近は品種改良により、日本での栽培も簡単になりました。
そこで今回は、ラベンダーの育て方と活用法をご紹介します♪
ご自宅に、爽やかな香りや鮮やかな色味を加えてみませんか♡

家庭でハーブ作り☆ラベンダーの育て方・活用法①▶︎品種と栽培法


ラベンダーは、もともと冷涼な気候を好み、日本の高温多湿の気候には向いていないハーブです。
特に「イングリッシュラベンダー」は、育てるのが難しいと言われていたのですが、近年、耐暑性のある品種が登場。「アロマティコ」や「センティヴィア」などがその一例です。

この品種を選ぶことが、イングリッシュラベンダーを家庭で育てるための第一歩と言えます!

また、種から育てることは難しく時間がかかるので、苗から生育するのがおすすめですよ。
植え付けの時期は「秋」。
使うコンテナは、5~6号サイズの素焼き鉢が良いでしょう!
土は「ハーブ用培養土」、もしくは「ラベンダー用培養土」を使います。

直射日光を避け、半日陰の環境で育てましょう。
すのこを敷いた上で育てると、地面の照り返しが緩和されるうえ、風通しをよくすることができますよ♪

家庭でハーブ作り☆ラベンダーの育て方・活用法②▶︎収穫・管理の仕方


【管理の仕方】
鉢に苗を植え付けたら、根付くまでは寒冷紗などで遮光してあげるといいでしょう。
株の根元には、軽石やバークを敷きます。
水遣りは鉢土が乾いていたら行ってください。

【収穫・剪定】
4月か9月に、収穫を兼ねて剪定(せんてい)を行います。
伸びすぎた枝や、込み合っている所を中心に刈り取りましょう。

開花直前の花蕾は、花が2~3燐咲き始めたころが収穫時です。

ポプリなどにする場合は、蕾の状態で収穫します。
収穫した花蕾は、陰干ししてから利用するといいですよ♪

家庭でハーブ作り☆ラベンダーの育て方・活用法③▶︎植え替え


【切り戻し】
本格的な冬に入る前に、「切り戻し」という作業を行います。
株の上1/3を全て切り取ってしまいましょう。
こうすることで株がリフレッシュされ、次シーズンの花つきをよくすることができます。

【植え替え】
ラベンダーは、生育旺盛なハーブのため、大きくなってくると根が込み合い、窒息状態に陥ってしまいます。

そのため、根が鉢からはみ出したら、一回り大きな鉢に植え替えてください。
植え替えは、3月~4月あたりに行いましょう♪

家庭でハーブ作り☆ラベンダーの育て方・活用法④▶︎利用法はさまざま! 


収穫したラベンダーを使った、おすすめ活用法をご紹介します。

【ドライハーブの作り方】
まずは基本的なドライハーブの作り方をご紹介します。
①収穫したラベンダーを、さっと水で洗い、キッチンタオルなどで水気をふき取ります。
②小束にまとめて輪ゴムでとめ、直射日光の当たらない風通しのいい場所に、紐で吊り下げて乾燥させます。
③だいたい1ヶ月間ほど乾燥すれば、ドライハーブの完成です!

【ラベンダーを使った虫除けスプレー】
ラベンダーのドライハーブを使った、簡単な虫除けスプレーです。
{材料}
・ラベンダーのドライハーブ(大さじ8~10)
・水(200㏄)
{作り方}
①小なべに水を入れ、火にかけ、沸騰したらラベンダーを入れます。
②5分ほど煮出した後、火を止めて冷ましてください。
③ざるなどでこして、スプレーボトルに詰め替えれば完成ですよ!

おわりに


ラベンダーの育て方とその活用法をご紹介しました。
暑さ対策をしっかりすれば、収穫を見込むことができるハーブの一種。
ぜひ一度、チャレンジしてみてはいかがでしょうか?♡
情報提供元: 旅色プラス