はじめに


旅行プランナー「旅色コンシェルジュ」がテーマごとの旅行プランをご紹介する本企画。今回提案する1泊2日の旅の舞台は長野県です。毎年4月中旬に桜の見ごろ時期を迎える松本市から旅をスタートし、城下町の風情を残す町を気ままに旅してみましょう。

1日目:松本市からスタート


東京から車で3時間で松本市に到着。今回の長野の旅は車で移動しましょう。
エリアをまたいで広範囲に行動できるのが車旅の醍醐味。
好きな音楽をかけて出発です!

1日目:「国宝・松本城」で桜を愛でる


現存する5重6階の天守閣のなかでは日本最古といわれる「松本城」。松本城は桜の名所としても有名で、毎年4月中旬に300本以上のソメイヨシノが咲き誇ります。
北アルプスの雪山を借景に、可憐な桜の花弁が散る姿……まさに雄大な日本の春を感じることができるスポットです。


◆松本城
所在地:長野県松本市丸の内4-1
電話番号:0263-32-2902
営業時間:8:30~16:30(閉館17:00、時期により異なる)
定休日:12月29日~31日
入場料:高校生以上610円、小・中学生300円 ※松本市立博物館と共通


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最初のお花見が終わったら、車で約5分の場所にある老舗うなぎ店でランチにしましょう!

老舗うなぎ店「桜家」で昼食


大正9年の創業以来、うなぎの蒲焼と割烹にこだわり続ける「桜家」。代々受け継がれてきた秘伝のタレを使った蒸さずに炭焼きにする関西風の蒲焼は、うなぎ本来の旨味とふっくらとした食感を堪能できる一品です。

うな丼、うなぎ定食のほか、うなぎの蒲焼をもち米と笹の葉で巻き上げたオリジナル名物「うなぎ笹むし」の定食セットもおすすめ。老舗が生み出す美食の数々をじっくり堪能しましょう。


◆桜家
所在地:長野県松本市大手4-9-1
電話番号:0263-33-2660
営業時間:11:00~14:00、17:00~21:00
定休日:月曜日


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お腹が満たされたら、車で約6分の場所にある「松本市美術館」へ。現在開催中の企画展を観にいきましょう!

松本市美術館で草間彌生氏のアートを堪能


松本市が生んだ世界的アーティスト・草間彌生氏。美術館の入り口では、草間作品である《幻の華》(2002年)という野外彫刻が出迎えてくれます。まずはこちらで記念撮影をするのがおすすめです。
©YAYOI KUSAMA


現在「松本市美術館」では、松本市市制施行110周年記念・松本市美術館開館15周年記念展として、「草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて」を開催しています。松本市美術館単独開催であり、唯一無二のオリジナル企画展と開催前から話題で、企画展スタートからわずか2週間で来場者1万人を突破。ファンならずとも必見の企画展です!
《南瓜へのつきることのない愛のすべて》2016年 ©YAYOI KUSAMA


本展では1930年代の子供の頃の作品から現代までの作品を展示し、彼女の半生を辿るように鑑賞できます。
街の空気感、作品の歴史、まさに草間氏の集大成ともいえる作品の数々を眺めていると、不思議とエネルギーをもらえるでしょう。


◆草間彌生 ALL ABOUT MY LOVE 私の愛のすべて
会期:2018年3月3日(土)〜2018年7月22日(日)
休館日:月曜日 ※ただし、4月30日、5月7日、7月16日は開館
開館時間:9:00~17:00
開館延長:毎週土曜日は19:00まで ※入場はいずれも閉館の30分前まで
会場:長野県松本市中央4-2-22(松本市美術館企画展示室・常設展示室・市民創造ひろば(中庭)他)
観覧料:一般1,200円、大学・高校生800円

1日目:桜に包まれた「弘法山古墳」に感動


「松本市美術館」から車で約20分の「弘法山古墳」は、桜を見下ろせるという珍しい場所。標高は650mで、登り口から徒歩10分程の軽いハイキングをすると頂上に到着します。頂上はオオヤマザクラ、ソメイヨシノを中心とした約4000本もの桜に包まれ、ダイナミックかつ美しい景色が目の前に広がり、まさに絶景。

桜のシーズン中は桜まつりも開催され、多くの人々で賑わいます。


◆弘法山古墳
所在地:長野県松本市並柳2-1000

1日目:「追分屋旅館」にチェックイン


今回ご紹介する宿は「弘法山古墳」から車で約15分の場所にある、美ヶ原温泉の「追分屋旅館」。モダンと伝統が融合した雰囲気が素敵な宿です。

宿自慢の料理は、オリジナルの器で四季が表現され、味わいはもちろんのこと目でも楽しめる華やかさがあります。また、ソムリエがセレクトした信州産ワイン8種類、お好みの分量で楽しめるグラスワインサーバーがあり、食事処での注文のほか、ワインカードを使用して信州ワインをセルフサービスで楽しめるのも魅力。

お食事後は、6カ所ある個性豊かな湯処と貸切風呂を湯めぐりを楽しみ、1日目の行程は終了です。


◆追分屋旅館
所在地:長野県松本市里山辺1145
電話番号:0263-33-3378
チェックイン/チェックアウト:宿泊プランにより異なる


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2日目:「諏訪市湖畔公園」で桜鑑賞


宿をチェックアウトしたら、車で約1時間の諏訪湖畔の公園へ。諏訪湖と周囲の山々、桜のコントラストが美しく、ほっと一息つけるスポットです。
湖畔公園には、無料で利用できる足湯もあります。桜の花を眺めながら少し熱めの足湯につかる、極楽のひとときを満喫してください。


◆諏訪市湖畔公園
所在地:長野県諏訪市湖岸通り2丁目

2日目:「レストラン ディモア」で贅沢ランチ


「諏訪市湖畔公園」から車で約20分。蓼科の麓にある、アールヌーボー期の柔らかな照明とアンティークの家具に囲まれた温かい雰囲気の「レストラン ディモア」でランチを。

プリフィクスで選べるコースには、産地直送の魚介類や県内飼育の肉のほか、自然農法でシェフ自ら栽培している野菜が使われ、随所に食材へのこだわりを感じることができます。

地元に限らず県外のリピーターも多く訪れるというレストランで、美食に酔うひとときを。


◆レストラン ディモア
所在地:長野県茅野市本町東17-27
電話番号:0266-73-5419
営業時間:11:30~L.O.20:30
定休日:水曜日※火曜日は事前予約で営業


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2日目:天下第一の桜と称される「高遠城址公園」の桜を愛でる


高遠城に咲く「タカトオコヒガンザクラ」は、小振りでピンクの強い可憐な花弁が特徴。古くから天下第一の桜と称されていて、樹林は県の天然記念物にも指定されています。

1500本以上の桜が咲く風景はまさに圧巻! 4月30日(祝・月)まで「高遠さくら祭り」が開催されていて、期間中はお花見が10倍楽しめる桜守ガイドや田楽座公演などイベントが盛り沢山。桜の散り終わりまでの期間中は、日没後にカラーライトアップ&プロジェクターによる投影演出が行われるなど、一味違った夜桜が見られるという点も注目です。


◆高遠城址公園
所在地:長野県伊那市高遠町東高遠
電話番号:0265-94-2552(伊那市観光協会)
営業時間:桜開花時期は8:00~18:00(閉園)、桜開花最盛期は6:00~21:30(閉園)
定休日:無休
入園料:大人500円、小・中学生250円 ※桜の開花期間


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以上で1泊2日の旅の全行程が終了です。澄んだ空気に美しい桜……長野の春は、風情があり訪れた人の心を穏やかにしてくれます。趣ある街並みを気ままに歩いて、あなたの心を動かす「春の景色」に出会う旅をしてみませんか。

旅行プラン作成のプロ!「旅色コンシェルジュ」って?


今回、1泊2日の長野での旅行プランを提案してくれた「旅色コンシェルジュ」は、トラベルウェブマガジン「旅色」による旅の要望や希望に合わせて宿泊施設などを紹介してくれる無料のサービスです。

電話やネットで検討中の旅行先、日時、予算などを伝えるだけで、最大3つの旅行プランを提案してくれます。必要に応じて宿泊先の予約代行も対応してくれるので、旅行に行きたいけれども旅行プランを計画している時間がない方にはぴったり! サービス利用料・代行料は一切かかりません。気になる方は下記より問い合わせを。

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情報提供元: 旅色プラス