はじめに


イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」は、未だに謎が解明されていない歴史的スポットです。神秘に包まれたその遺跡は、今でも世界中の旅人を惹きつけています。今回は世界遺産「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」の魅力と見どころをご紹介します。

イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」①概要


紀元前3000年以上前、ブリテン諸島に2,000以上もの巨石建造物が建てられました。しかし誰が何の目的で作ったのか、未だに解明されていません。
その中でも最大の謎に包まれているのが、イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」です。
“天に架かる石”という意味のストーンヘンジは、緑の草原にサークル上に並べられた高さ4メートルから5メートルの巨石です。中世の人々にとっても、神秘の存在だったと考えられます。現在は聖地、もしくは天文台として使用されていたのではないかと伝えられていますが、まだまだ多くの謎が残されているのです。

イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」②歴史


イングランド南部、ウィルトーシャー州のソールズベリーから北西に約13キロメートルの所にある「ストーンヘンジ」と、約30キロメートル離れた所にある「エーヴベリー」。これらは現在のイギリス人やアングロサクソン人が、ブリテン諸島で暮らし始める以前から存在していたといわれています。紀元前3000年にまで遡る歴史がある世界遺産は、未だ謎に包まれていますが、古代人にとって重要な場所であったことが推測されています。

イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」③伝説


草原にサークル状にならぶ巨石の姿は、中世の人にとっても信じられない光景でした。そしていつからか伝説が生み出されていきます。
そのひとつに、ストーンヘンジの入口にそびえたつ「ヒールストーン」を「修道士のかかと」と呼ぶ伝説があります。その由来は、悪魔が巨石を並べているところ、修道士が向かってきたので、悪魔が石を投げつけたところ修道士のかかとに当たって、地面に刺さったというもの。悪魔が運ぶほどの大きな石として、古くから巨石は人々にとって不思議な存在であったことがわかりますね。

イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」④見どころ


イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」の見どころのひとつに、「羊」の光景があります。ストーンヘンジやエーヴベリーの巨石のまわりには、羊たちが放牧されており、神秘の光景の中でのんびりと草を食んでいる姿が眺められます。ロケーションも相まって、不思議な感覚にとらわれることでしょう。あなたも羊達と一緒に、牧草で大の字になって空を眺めてみてはいかがでしょうか?

イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」⑤アクセス


イギリスの世界遺産「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」へは、ソールズベリーの駅からバスで約30分で到着します。ソールズベリーまで、イギリスの首都ロンドンからだと電車で約1時間、そしてバスで約3時間で到着します。嬉しいことに、「ストーンヘンジ」と「エーヴベリー」をつなぐバスも運行しているので、うまく活用するとスムーズに観光できるでしょう。

おわりに


「ストーンヘンジ、エーヴベリーと関連する遺跡群」には、「バース」や「コッツウォルズのレイコック村」など、周辺に見どころもたくさんあるので、観光を存分に楽しめます。神秘の魅力と歴史に触れる旅に出かけてみてはいかがでしょうか。



情報提供元: 旅色プラス