はじめに


長野県と山梨県にまたがる八ヶ岳(やつがたけ)は、登山はもちろん、周辺ではアートや温泉も楽しめる一大観光スポットです!
色んな楽しみ方ができる八ヶ岳の魅力と見どころをご紹介します♪

八ヶ岳の魅力と見どころ①八ヶ岳とは


八ヶ岳は長野県の諏訪地域と佐久地域、さらには山梨県にまたがっている、いくつかの山々の総称です。
南北には、およそ30キロメートル以上も広がりをみせています。

「八ヶ岳」という名称の由来は、山々が多く連なっている様子を「たくさん」という意味で「八」としたという説や、谷筋が何重にも見える姿から「谷戸(やと)」にちなんで名づけられた説、そして八つの峰が見えるといった理由からつけられたという説があります。

八ヶ岳の魅力と見どころ②八ヶ岳の形状


八ヶ岳は2899メートルと、最も標高の高い赤岳を中心に構成されています。
主に夏沢鉱泉と本沢温泉を結んでいる「夏沢峠」を境界に、北八ヶ岳と南八ヶ岳とに大きく分けることができます。

北八ヶ岳には、山の形は比較的なだらかで、樹林が多く、いくつかの湖や沼も点在しているんです。

主峰である赤岳をはじめ、横岳や硫黄岳、阿弥陀岳などの鋭い山々や、岩峰群などで、急で険しい斜面が多いのが特徴です。

南北では大きく地形が異なっているんですよ。

八ヶ岳の魅力と見どころ③八ヶ岳の歴史


八ヶ岳の山麓では伏流水が湧いており、西南側の裾野では縄文時代の遺跡が多く分布しています。

長野県側では、井戸尻遺跡や尖石(とがりいし)遺跡があり、山梨県側では縄文草創期の神取遺跡や青木遺跡、天神遺跡があります。

縄文時代の中期のものでは、上ノ原遺跡や、後晩期には金生(きんせい)遺跡など、古くからこの地には文明が根付いているんですね。

八ヶ岳の魅力と見どころ④縞枯れ現象


北八ヶ岳にある縞枯山や蓼科山、北横岳では、縞枯れ現象が見られます。

縞枯れは、亜高山帯針葉樹林のシラビソ・オオシラビソが帯状に枯れて、その縞枯れの帯が、山頂に向かって長い年月をかけ移動していく現象のことです。

遠方から北八ヶ岳を見ると、山の斜面には何列もの白い縞を見ることができますよ!

八ヶ岳の魅力と見どころ⑤八ヶ岳の見どころ


八ヶ岳に生息している植物は、1000種類を超えるとされています!

特に見頃となるき説は、夏!
この季節になると、他ではあまり見ることができない希少な高山植物も咲き乱れ、八ヶ岳の魅力の1つとなります♡

特に南八ヶ岳の尾根にはお花畑が広がっていて、希少な高山植物の一種であるコマクサなどが、可憐な姿を見せてくれますよ♪

八ヶ岳の魅力と見どころ⑥八ヶ岳のアクティビティ


八ヶ岳の楽しみ方は、北と南では異なります!

なだらかで、樹林の多い北八ヶ岳は、冬はスノーシューでの雪原散策がおすすめです♪
気候条件に恵まれると、霧氷やダイヤモンドダストなどの絶景を目にすることもできるんです!

南八ヶ岳は岩峰が多く、ロッククライミングの名所となっています。
また冬の時期も、氷瀑のアイスクライミングができる場所として有名なんですよ。

八ヶ岳の魅力と見どころ⑦八ヶ岳へのアクセス


八ヶ岳山麓は、鉄道やバスなどの公共交通機関が発達していて、登山口へ楽にアプローチできます。
登山口には駐車場もあり、車で行く場合も便利な環境です。

登山口が数多くあるので、行きたいルートに合わせた登山口を調べておきましょう。
主に、JR茅野駅からは、各登山口への路線バスが通年運行しています!

車では、中央自動車道の諏訪インターチェンジ、もしくは諏訪湖インターチェンジから各登山口へ。または、上信越自動車道の佐久インターチェンジからもアクセスできますよ。

おわりに


アクセスしやすく、見どころや楽しみ方が盛り沢山の「八ヶ岳」!
気軽にリフレッシュもできるので、ぜひ自分なりの楽しみを見つけて、リピート登山をしてみてはいかがでしょうか♪




情報提供元: 旅色プラス