はじめに


京都府北部にある丹後半島は、古代から景勝地として有名な天橋立を筆頭に、たくさんの見どころがあります。
“海の京都”としても注目を浴びていますよね。
四季折々の美しい風景が楽しめる、丹後半島の魅力とおすすめの観光モデルコースをご紹介します。
旅行の計画を立てる際の参考にしてみてくださいね!

京都府「丹後半島」の魅力と観光モデルコース①丹後半島の概要


丹後半島(たんごはんとう)は、京都府北部に位置し、日本海に北東方向に突き出た半島です。

海岸など一部のエリアが、丹後天橋立大江山国定公園に含まれていることでも知られています。全国的でも有数の降雪地帯で、冬以外の季節も晴天から突然雨が降り出すことがあり、「弁当忘れても、傘忘れるな」という言葉があるほど、変わりやすい気候が特徴です。

近年では、沿岸にごく稀にイルカやクジラ、ウミガメなどが訪れるようになりました。

京都府「丹後半島」の魅力と観光モデルコース②天橋立


誰もが一度は名前を聞いたことがある“天橋立”は、世界的いも有名な観光地です。
そのため、列車や高速バス、車でもアクセスがしやすくなっています。

全長3.6キロメートルにも及ぶ湾口砂州で、宮津湾と内海の阿蘇海を南北に隔てています。
湾内には白砂青松が約8,000本も立ち並ぶ松林があり、その東側に白い砂浜が広がっています。

天橋立は日本三景のひとつになっている絶景の名所。人生で一度はぜひ訪れたい場所ですね♪

◆天橋立(あまのはしだて)
所在地:京都府宮津市字文珠314-2
電話番号:0772-22-8030(天橋立ターミナルセンター丹後観光情報センター内)

天橋立



京都府「丹後半島」の魅力と観光モデルコース③伊根の舟屋


天橋立から車で45分、日中は1時間に1本以上の路線バスも出ている「伊根の舟屋」。
一階部分が船のガレージになっていて、二階が居宅スペースになっているという、舟屋建築が有名な場所です。

伊根湾を囲んで、現在では約230軒の舟屋があり、人々が生活しています。
どこか哀愁がある光景は、他では見られない貴重な建物。
海水も透き通る青で、“日本のベネツィア”とも呼ばれていますよ。

海から舟屋を見ることのできる、25分間の遊覧船めぐりもおすすめです。

◆伊根の舟屋(いねのふなや)
所在地:京都府与謝郡伊根町平田
電話番号:0772-32-0277(伊根町観光協会)

伊根の舟屋



京都府「丹後半島」の魅力と観光モデルコース④琴引浜


伊根の舟屋から車で約1時間、電車やバスの乗り継ぎの場合は約2時間半で、琴引浜に到着します。

琴引浜は、鳴き砂が有名な美しい砂浜をいいます。

ガラスの成分である石英質を多く含んだ浜で、粒子が擦れあうことで歩くとキュッキュッと音がするんです。

そんな琴引浜を訪れるなら、6月がおすすめ。足の裏で砂を擦るように歩くと、より鳴き声の様な音がするんですよ。

近くに海水浴場があり、無料で入れる露天風呂(水着着用)もあります。

◆琴引浜(ことびきはま)
所在地:京都府京丹後市網野町網野町掛津
電話番号:0772-72-0900 (京丹後市観光協会)



琴引浜



京都府「丹後半島」の魅力と観光モデルコース⑤夕日ヶ浦海水浴場


琴引浜から車で20分弱で、夕日ヶ浦海水浴場に到着します。

その名の通り、夕陽が美しいために名付けられた夕日ヶ浦海岸は遠浅の海なので、子様連れにもおすすめのビーチですよ。

夕日ヶ浦海水浴場に広がる海は、日本海のイメージとは少し異なり、見事な青色をしています。

その海の青さが、夕日とのコントラストをより際立たせ、日本の夕日百選にも選ばれる絶景が広がっているんです♡

◆夕日ヶ浦海水浴場(ゆうひがうらかいすいよくじょう)
所在地:京都府京丹後市網野町浜詰
営業時間:9:00~17:00
電話番号:0772-72-0900(京丹後観光協会網野町支部)

夕日ヶ浦



京都府「丹後半島」の魅力と観光モデルコース⑥木津温泉


夕日ヶ浦から車で5分弱の所にある木津温泉は、京都府最古の天然温泉と言われています。

別名“しらさぎ温泉”とも呼ばています。
奈良時代の僧侶が一羽のしらさぎが傷を癒しているのを発見した、という伝承が残っていることに由来します。

この周辺では数多くの天然温泉がわき出ていますが、この木津温泉の地にある宿は数軒のみ。
豊富な湯量にも定評がある上、昔から皮膚病に効く湯と言い伝えられており、観光客にお湯の恵みを提供していますよ♡

◆木津温泉(きつおんせん)
所在地:京都府京丹後市網野町木津
電話番号:0772-72-0900(京丹後観光協会網野町支部)

木津温泉



京都府「丹後半島」の魅力と観光モデルコース⑦丹後半島へのアクセス


丹後半島を観光するなら、まずは天橋立を目指しましょう。

天橋立へは電車の場合、京都でJR山陰本線に乗り、福知山を目指します。
福知山からは京都丹後鉄道で天橋立に向かうルートになりますね。

京都・大阪からは高速バスも出ており、それぞれ2時間~2時間半で到着し、電車とほぼ同じくらいの所要時間となります。

車の場合は、各方面から綾部ジャンクションを経由し、そこからは京都縦貫自動車道で20分ほど走ると、天橋立に到着しますよ♪

天橋立へのアクセス



おわりに


丹後半島では、神社・仏閣だけではない、京都府の素晴らしい魅力に出会えるんです。
“日本三景”にも数えられる天橋立を含めた絶景の数々を見に、ぜひ丹後半島へ行ってみてはいかがでしょうか?




情報提供元: 旅色プラス