はじめに

CGアニメーターや数学者に建築家など、さまざまなジャンルのスペシャリストで構成される“ウルトラテクノロジスト集団”=チームラボ。そんな彼らと「水戸の梅まつり」がコラボしたイベントが、2月13日(土)から水戸の「偕楽園」でスタートします。

幻想的な異世界へと誘う光のアート

「偕楽園」で毎年行われる「水戸の梅まつり」。今年は、チームラボのアートプロジェクト「Digitized Nature」による作品を楽しめる「チームラボ 偕楽園 光の祭」が同時開催されます。開催期間は2021年2月13日(土)~3月21日(日)です。

日本だけでなくシドニーやニューヨークなどさまざまな国の美術館に作品が収蔵され、世界を股にかけ活躍しているチームラボ。今回のイベントでは、そんな彼らがかねてから展開している「Digitized Nature」の魅力が存分に発揮されそうです。

「Digitized Nature」とは、あるがままの自然の中にデジタルテクノロジーを溶け込ませ、“自然そのものがそのまま芸術となる”というアートです。来場者を迎える並木道には、赤・青・黄色とカラフルに光る卵型のオブジェを配置。卵の放つ光によって周囲の木々も照らされ、異次元の世界を作り出します。表門から続く竹林では、鳥獣戯画のウサギや平安時代の牛車などが列をなして歩いていく様子を見ることができるなど、「偕楽園」の庭園の美しさを活かした、チームラボの世界観にあふれる作品群に期待が高まります。

水戸の市内観光も楽しんじゃおう!

この光の祭りが行われる「水戸の梅まつり」の会場「偕楽園」は、江戸後期に造られた池泉回遊式庭園で、金沢の「兼六園」や岡山の「後楽園」と共に日本三名園のひとつに数えられている景勝地です。

園内には約100品種・3000本もの梅が植えられていて、梅の名所としても知られています。早咲き・中咲き・遅咲きと種類によって花が咲く時期が違うため、長期間に渡って楽しめます。機会があるなら、期間中に何度か訪れてその都度違った梅の花鑑賞を満喫するのも良いですね。

チームラボの展示がスタートするのは夕方からなので、それまでは園内で花見をしたり水戸市内を観光するのもおすすめです。市内巡りをするなら、期間中の土・日・祝日に運行予定の「水戸市内観光周遊スカイバス」が便利ですよ。運賃が無料なので、あちこち行ってみましょう。

期間中はお楽しみが盛りだくさん!

観光と合わせて、「偕楽園」周辺や水戸市内で行われているイベントにも行ってみてはいかがでしょう。梅まつり期間中の土・日・祝日は、楽しいイベントが盛りだくさんです。千波公園西の谷が会場の「GO OUT PARK in 水戸の梅まつり」では、アウトドア雑誌の「GO OUT」とコラボした催しでボルダリングやスラックラインといった話題のアクティビティを体験できますよ。また、人気アウトドアブランドのアイテムを購入できるエリアも登場。気になるイベントが開催されるタイミングに合わせて出かけてみてくださいね。

■チームラボ 偕楽園 光の祭
開催期間:2021年2月13日(土) ~ 3月21日(日)
時間:18:00~20:30 (最終入園20:00)
会場:偕楽園(茨城県水戸市常磐町1丁目)

■GO OUT PARK!in 水戸の梅まつり
会場:千波公園西の谷
開催期間:2021年3月6日(土)・7日(日)
時間:10:00~16:30
入場料:無料

■水戸市内観光周遊スカイバス
運行期間:2021年2月13日(土)~3月21日(日)の土・日・祝日(予定)
時間:10:00~21:00(予定)

おわりに

美しい庭園が光のアートによってさらに幻想的な姿へと変貌するこのイベント。アートと梅の花のコラボレーションも気になりますね。ほかのイベントも楽しみつつ、この時期だけの華麗なる世界を満喫しましょう。
情報提供元: 旅色プラス