はじめに


今年も話題となっている、青森県田舎舘村の「田んぼアート」がとうとう終了間近となります!
2016年はどんな絵が描かれているのでしょうか?
予習・復習に、田んぼアートの豆知識をご紹介します♪

@dora_doracoが投稿した写真 -

青森県田舎館村の田んぼアートは世界一!?


平成5年からスタートした、青森県田舎館村の田んぼアート。
インパクトのあるビジュアルが特徴的なので、ご存知の方も多いのではないでしょうか。

広大な田んぼを1枚のキャンバスに見立てて、壮大な絵を描き上げる「田んぼアート」の技術は、年々進化しているそう!

色の異なる稲を利用してグラデーションをつけていくのだそうですが、現在は何と7色にも分かれているんだとか。

最初は3色からのスタートだったよう。
そのため、現在ではより濃淡の違いによって、細かいニュアンスも表現できるようになったんです。

そんな豆知識を聞いておくと、実際に見たときに、また違った感動を覚えるでしょう♪

2016年の田んぼアート①今年話題のあのドラマ☆


2016年の青森県田舎館村の田んぼアートは、話題のドラマと映画の二大競演。

そのうちの1つは、2016年の1月から放送を開始したNHK大河ドラマ『真田丸』から、石田三成と真田昌幸が登場!

7月に行われた「見ごろ宣言式」には、石田三成役の俳優・山本耕史(やまもとこうじ)さんも登場して、会場を盛り上げました。

真田昌幸役の俳優・草刈正雄(くらかりまさお)さんのアートも、本人にそっくり!

ぜひ実物を確かめに見に行ってみてくださいね♡

2016年の田んぼアート②今年話題のあの邦画キャラクターが田んぼで暴れ回る!!


2016年はもう1つ、映画に関連した田んぼアートが登場!
それが、今話題沸騰の邦画「シン・ゴジラ」です。

青森県田舎館村が上手なのは、その年ごとのトレンドをしっかり選んで田んぼアートにしているところ!
だから観光客が絶えず、毎年こんなに大規模な作品を作り続けられるのではないでしょうか♪

こちらの写真のゴジラ、体のデコボコとしたフォルムが微妙に色分けされていて、立体的に描かれているのがすごいですよね!

田んぼアートは、始めた当初は文字だけの作品だったり、モナリザを作った際には“太ったモナリザ”と言われてしまうこともあったのだそう。

しかし現在は、遠近法を使って立体的に見せる工夫をしたり、先述した7色を出すために10種類の違う稲を使用したりといった試行錯誤を繰り返し、今に至るのです。
ぜひその迫力を、現地で体験してみてくださいね♡

どうやって田んぼアートは作られているの??


実際にどのようにして田んぼアートは作られているのでしょうか?
あんなに広大な規模を誇るも、細かい作業が必要になるなんて……どんな人が手がけているのか気になりますよね。

青森県田舎館村の田んぼアートは、開催される1年前から既に下絵を描き始めているんです!
そうしないと、春に田植えをするまで間に合わないんだそう。

下絵ができたら、次はそれを立体的にしなければいけません。
展望台から見たときに、ちょうど良く見えるようにするためです。
そして、できあがった立体図を、実際の作業がしやすいように平面図に直します。

これらを経て、ようやく本物の田んぼに下絵を描いていく作業に取り掛かります。
細かく測量しながら植える場所を決めていき、印をつける……そんな途方も無い作業を、役所の方々が総出でされているそうですよ♪

その後、農協女性部や農家のプロの方々が図柄の部分を植えていきます。
そして、6月上旬には一般の方々に田植えをしてもらう体験プログラムがあり、そこで図柄以外の部分を植えていきます。

自分で植えた稲が作品の一部になるというアイディアはとても面白いですね!
やはり人気が高く、参加応募数は今年から人数制限が設けられてしまうほど。

あなたも次回、壮大なスケールのアート体験に参加してみませんか?♡

◆田舎館村 田んぼアート
会場住所:田舎館村役場庁舎東側水田(役場4階展望デッキより見学可):青森県南津軽郡田舎館村大字田舎舘字中辻123番地1/道の駅いなかだて・弥生の里:青森県南津軽郡田舎館村高樋八幡10
電話番号:0172-58-2111(内線242)田舎館村企画観光課 商工観光係
開催期間:2016.05.30~2016.10.10
営業時間:9:00〜17:00(最終入館16:30)

青森県観光情報サイト アプティネット



おわりに


青森県田舎館村の田んぼアート、いかがでしたか?
地道ながらとても大変な作業を経ていると知ると、鑑賞するときも感慨深くなります。
2017年の作品では田植えに参加して、村の人たちと一緒に壮大な作品を作ってみたいですね♡
情報提供元: 旅色プラス