はじめに


鳥取砂丘に並ぶ自然の遺産として有名な、名峰「大山」(だいせん)!
遠くから見ても感嘆する、雄大なこの山の魅力と見どころをご紹介していきます♪


鳥取県「大山」の魅力と見どころ☆〔1〕大山とは


大山は、鳥取県にある標高1729mの火山です。
富士山、槍ヶ岳に続き、日本の名峰と言われている鳥取県のシンボルです。

旧国名にちなんで「伯耆大山」、または西から見た姿が富士山を彷彿させることから「伯耆富士」とも呼ばれています。

中国山地とは離れた独立峰で、麓は西日本最大規模のブナ林に覆われています。

また、ダイセンキャラボクの純林など貴重な自然環境を持ち、国立公園にも指定されています☆

鳥取県「大山」の魅力と見どころ☆〔2〕「北壁」と「西壁」


〔伯耆富士〕との異名を持つ大山の西壁は、緩やかで美しい稜線を描いていますが、北壁や南壁は険しい急崖を形成しています。

方角によって全く異なる表情を見せるのは、この山が複成火山で、小規模な爆発を繰り返したことにより侵食や崩落を引き起こした結果です。

富士山のような一面を持ちながら、しかし全く異なるタイプの山なんですね♪

鳥取県「大山」の魅力と見どころ☆〔3〕大山の背比べ


大山には、こんな昔話があります。

昔々、大山と鷲峰山(じゅうほうさん)が、どちらが背が高いかを言い争っていました。
神様にお願いして背くらべをしてもらうと、鷲峰山の方が高いことが分かりました。

悔しい大山は、鷲峰山が酔って寝ている隙に、大きな杓子で鷲峰山のてっぺんをすくって逃げ出しました。
怒った鷲峰山は大声をあげ、それにビックリした大山は杓子ですくった土を落としてしまいました。

それが現在の「建山」になり、鷲峰山は大山より低くなってしまったというお話です。

鳥取県「大山」の魅力と見どころ☆〔4〕絶景スポット!「豪円山のろし台」


大山には絶景スポットが数多く存在しますが、穴場でおすすめのビュースポットがこちら「豪円山(ごうえんざん)のろし台」です。

豪円山スキー場ゲレンデから、登山道を15分ほど登った場所にあります。

後ろを振り返らずに進み、着いたところで振り返ってみてください。
大山の北壁と、スキー場のゲレンデが折り合うように重なり、夏には新緑、秋には黄色や赤に染まった木々をまとっています。

登り始める時には想像できない、開けた眺望をぜひ楽しんでみてください♪

鳥取県「大山」の魅力と見どころ☆〔5〕夏の風物詩☆お盆の大献灯


霊山としても信仰のある大山の参道では、お盆に灯籠に灯りが燈されるイベントが行われます。
地元の人や観光客が願い事を書いた和紙を、灯籠や絵灯籠にして参道を照らすんです。

犬神山神社参道から、大山寺本道までの道には、なんと和傘を使った灯りが……♡
この和傘は、地元在住職人によるオーダーメイドの手作り品。

貴重で贅沢な和傘の、幻想的な灯りに酔いしれる素敵な夜をどうぞ☆

鳥取県「大山」の魅力と見どころ☆〔6〕大山まきばみるくの里


大山まきばみるくの里は、大山の雄姿をバックに、放牧場やレストラン、乳製品の手作り体験ができる工房などが集まる施設です。

放牧された牛達が草をはむのどかな風景と、大山の迫力ある姿、さらに弓ヶ浜まで望める絶好のロケーションです。

ミルクにこだわったお料理やソフトクリームなどグルメも満喫。
大山の自然の恵をこころゆくまで堪能できる場所です♪

鳥取県「大山」の魅力と見どころ☆〔7〕大山へのアクセス


最後に、大山の主な登山口へのアクセス方法をご紹介します。

一般ルートとして、北側斜面を登る「夏山登山コース」と「ユートピアコース」があります。
これらのコースは大山情報館を起点に登ることができます。

マイカーご利用の場合は、米子道〈米子I.C〉を降り、剣道24号線を大山方面へ約12kmのところにあります。
公共交通機関ご利用の場合は、JR〈米子駅〉から大山寺行きの「路面バス」または「大山ループバス」に乗り約50分の道のりです。

登山口周辺には駐車場がいくつかありますが、登山シーズンには混雑しますので早朝の到着をおすすめします。

おわりに


鳥取県の「大山」の魅力と見どころについてご紹介しました。
他にも紹介しきれなかった見どころがまだまだありますので、一度ぜひ足を運んでみてくださいね♪




情報提供元: 旅色プラス