はじめに


赤穂城跡は、兵庫県赤穂市にある日本の城です。
忠臣蔵の舞台としても有名な場所ですよね。
また、穂城跡にある庭園は名勝に指定されているなど、日本になくてはならない史跡スポットです。

兵庫県観光で立ち寄りたい「赤穂城跡」とは?


赤穂城跡は、浅野長直の指示によって1648年から13年の歳月をかけて、築かれた城です。藩の家老で、軍学師範の近藤正純が設計したものなんですよ。

1952年に都市公園としての都市計画が決定され、1971年に国の史跡に指定されました。これをきっかけに、着々と整備が進んでおり、多くの石垣などが復元されています。

徐々に、当時の姿を取り戻していく赤穂城跡から目が離せませんね。

赤穂市のシンボルにふさわしくなるよう、整備されているので注目してみてください。

兵庫県観光で立ち寄りたい「赤穂城跡」の見どころ▶どっしり構えた本丸門


赤穂城跡の見どころの一つとも言えるのは、どっしり構えた「本丸門」です。

本丸の表玄関となる本丸門は、高麗門と櫓門の二門で構成されていましたが、廃城後に一度取り壊されてしまいました。ですが、発掘調査により発見した絵図や古写真等の資料をもとに、1992年~1996年にかけて復元されたんですよ。

「一の門」は、門の上に建物がのる櫓門で、現在は展示室として特定の土日・祝日に一般公開され、中では発掘調査結果などの資料を見ることができます。

「二の門」は、高麗門で出来ており、重厚な雰囲気が魅力的です。これぞ日本の城!と思える場所ですね。

兵庫県観光で立ち寄りたい「赤穂城跡」見どころ▶広大な庭園


赤穂城跡には、大きな庭園が2か所あります。一つは、本丸内に造られた「本丸庭園」です。

池泉を中心とした造りになっており、とても広いので、まったりお散歩をしながら観賞することができます。

もう一つは、「二之丸庭園」です。
1998年~2001年にかけて、全面発掘調査が行われた大名庭園で、大規模な池泉を中心としており、上流部と下流部で違う空間を楽しめます。

この二つの庭園は、2002年に国名勝に指定されました。日本ならではの風景を満喫できるので、ぜひ忘れずにチェックしておきましょう。

兵庫県観光で立ち寄りたい「赤穂城跡」見どころ▶一発でわかる歴史博物館


赤穂城跡の東側には、倉のような佇まいが目を惹く「歴史博物館」があります。文化の発展を目指し、平成元年に建てられた博物館です。

愛称は「塩と義士の館」で、赤穂の塩・赤穂の城と城下町・赤穂義士・旧赤穂上水道の4つをテーマにして、さまざまな資料を展示しています。

1階では国指定重要有形民俗文化財である製塩用具を中心に展示し、2階では絵図や模型・発掘品を見ることが出来ます。

さらに、年に2回ほど特別展・企画展も開かれており、貴重な資料を見ることができるので、見逃せませんね。

◆赤穂城跡(あこうじょうあと)
住所:兵庫県赤穂市上仮屋1番地
電話番号:0791-43-6962
開園時間:本丸は9:00~16:30(入園は16:00まで) / 本丸以外は指定なし
     ※二之丸庭園は現在整備中のため、入園日が限定されています。
休館日:本丸は年末年始12月28日~1月4日 / 本丸以外は無休

赤穂城跡



おわりに


一度は訪れておきたい「赤穂城跡」をご紹介しました。
当時へタイムスリップし、武士になった気分で城内を散策することができます。
長い歴史にふれ、日本の良さを感じてみてはいかがでしょうか。
情報提供元: 旅色プラス