はじめに


厳島神社から徒歩3分の場所にある「みやじまの宿 岩惣」は、安政元年創業の老舗宿です。世界遺産にも登録されている自然に囲まれた趣深い宿で、日本ならではの情緒のある旅を満喫してみませんか。

伝統建築の美しさ


「みやじまの宿 岩惣」には、安政元年に創業した老舗宿とあって、趣のある日本の伝統建築が今なお残されています。「はなれ」は、大正から昭和に建てられた木造の平屋建てで、火灯窓や欄間や格子、床柱など当時の職人の意匠が細部にまで込められています。

昭和初期に建てられた木造の「本館」は一室ごとに違う趣の内装で、鉄筋5階立ての「新館」はもみじ谷の絶景から瀬戸内海まで見渡すことのできる眺望が自慢です。はなれ、本館、新館と、それぞれの良さがある客室が用意されています。

天然温泉の露天風呂


宿に引かれている温泉は、弥生原始林の地下わずか5メートルのところから湧き出る天然温泉。明治18年に先々代の女将が掘った井戸水から温泉が湧いていることがわかり、「若宮温泉」と名付けられました。ラドンを多く含み、皮膚炎や神経痛、筋肉痛、冷え症に加え、美肌にも効果的とされています。

この効能豊かな温泉は、大きく窓をとった厳かな雰囲気の内湯や、原始林に囲まれた雅な雰囲気の露天風呂で堪能することができます。

山海の旬


夕食には、広島県ならではの山の幸や海の幸で作られた和食を部屋食でいただきます。京懐石で腕を磨いた料理長による渾身の一品は、広島の新たな魅力を発見できるものばかり。広島牛やきのこ、アナゴ、牡蠣など産地だからこその新鮮さを堪能できます。

古くから愛されている老舗旅館


世界遺産にも認定されている弥生原始林を一望できる点も「みやじまの宿 岩惣」の魅力のひとつですが、忘れてはならないのが、この趣のある場所で安政元年から続く老舗宿であり、古くから文人や皇族、著名人に愛されてきた由緒正しい宿であること。

伊藤博文などの写真や書画が残されているほか、館内のあらゆる場所に歴史の息遣いを感じます。展示されている掛け軸や写真、書画帖は、ぜひ足を止めてじっくりと鑑賞したいものです。


◆みやじまの宿 岩惣
住所:広島県廿日市市宮島町もみじ谷
電話番号:0829-44-2233


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おわりに


情緒たっぷりの老舗の温泉宿「みやじまの宿 岩惣」で、温泉につかったり絶品料理を食べたりしてゆっくりとした滞在をしてみてはいかがでしょうか。



情報提供元: 旅色プラス