11月20日、スターウッドホテルズ&リゾーツワールドワイドは、北アメリカで展開するホテルの販売システムがマルウェア(悪意のあるソフトウェア)に侵され、一部顧客のカード情報が盗まれたと公表しました。

事態の発覚後、同社は即座に第三者の科学捜査専門家を雇って被害状況の把握に動き出し、マルウェアがある特定のレストランや、ギフトショップ、スターウッドに関連する販売システムに影響を与えたことを突き止めました。現時点では、その他の予約情報や会員システムが侵害されたという証拠は見つかっていません。

このマルウェアはカードの所有者名、カード番号、セキュリティコードや有効期限を盗むようにプログラムされており、カード所有者の連絡先やPINコードなどが盗まれた形跡は今のところ見受けられていません。また同社は、セキュリティ侵害を受けたホテルは顧客のカード情報を守るための対策をすでに施しており、スターウッドホテルでカードを使うことには何の問題もない、と発表しています。

スターウッドの北中南米地区社長セルジオ・リベラ氏は「顧客の情報を守ることは非常に重要なことです。私たちは今回のセキュリティ侵害が発覚してからただちに被害状況の分析を開始し、再発を防ぐために追加のセキュリティシステムを導入しました。」と述べています。

同社は、顧客に自らのカードアカウントに不正アクセスの形跡がないか再度確認することを推奨しており、もし何らかの被害の兆候が見られる場合にはただちにカードの発行銀行またはカード会社に連絡するように、と呼びかけています。

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情報提供元: Hotelers