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アフリカの空域が包括的な雷・気象検知ネットワークによって保護可能に
米メリーランド州ジャーマンタウン--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) --
アース・ネットワークスは本日、アフリカ・マダガスカル航空安全局(ASECNA)向けの新たな早期航空気象警報システムを完成させたと発表しました。今回の発表は、シンガポールで開催された第6回InterMETアジアカンファレンスで行われました。
新たに運用される世界的な早期航空警報システムは、航空管制と空港運営の業務従事者がグラウンドクルー、燃料補給、航空機を含む空域・陸上業務に影響を与え得る過酷気象と雷の脅威について警報を発することができるようにしたもので、下記の機能を備えています。
セネガルのダカールを拠点とするASECNAはアフリカ最大の航空管制業務提供機関(ANSP)の1つで、ベニン、ブルキナファソ、カメルーン、中央アフリカ共和国、コンゴ、コートジボワール、ガボン、ギニアビサウ、赤道ギニア、マダガスカル、マリ、モーリタニア、ニジェール、セネガル、チャド、トーゴ、コモロ連合およびフランス領のアフリカ17カ国の加盟国をカバーしています。ASECNAは6つの飛行情報区(FIR)と、欧州の1.5倍と巨大なカバーエリアを持っており、アフリカ大陸の1650万平方キロメートルの空域の航空管制を担っています。
ASECNAの航空気象管理担当ディレクターを務めるモクタール・マフー(Moctar
Mahfoud)氏は、次のように述べています。「私たちの中部アフリカには、1年のうち9カ月にわたり大きな雲量と雷雨に影響される地域があります。極度の乱気流や目的地外着陸を引き起こし得る気象現象について、リアルタイムの情報を持つ必要性は極めて重要です。」
ASECNAの気象業務担当マネジャーであるThomas
Sobakam氏は、次のように述べています。「雷観測で暴風雨を追跡するアース・ネットワークスの機能を6カ月にわたり使用して、偽警報率が低減し、暴風雨がいつ通過するかを予測する能力が向上したことで、対流性暴風雨による遅延を減少させることに役立ちました。対流性暴風雨は当機関の管制区域におけるインシデントの40%の原因となっています。」
アース・ネットワークスの世界販売担当シニアバイスプレジデントのジム・アンダーソンは、次のように述べています。「私たちは運用成績と、それがアフリカの空域で安全性と業務効率の改善にはっきりと影響していることに感激しています。私たちはASECNAと協力し、欧州より50パーセント広大な空域で、過酷気象を検知・追跡して警報を発する能力を大幅に向上させました。これらの能力改善はアフリカの広い地域で経済的利点をもたらすでしょう。」
アース・ネットワークスについて
アース・ネットワークスは航空向け早期警報システムにおけるリーダー企業であり、世界の空港・航空分野で50組織以上のお客さまを有しています。当社の包括的な気象観測、可視化、警報発令、予測判断支援の諸ツールは、航空業界が気象による遅延を低減し、偽警報を削減するとともに、運航中および地上業務中の安全な業務環境を提供することに役立ちます。
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