中国でインターネットサービス大手の騰訊控股有限公司(テンセントホールディングス)の決済サービスを展開するグループ企業の財付通科技有限公司(テンペイ)は、急増する訪日中国人観光客の需要に対し、日本で中国人観光客を主な対象にした、「WeChat(微信)」アプリ内の決済サービス「WeChat Payment(微信支付)」の日本国内での利用を開始すると発表した。日本での展開は、ウイペイジャパンが代理店として運営する。
三城、バロックジャパンリミテッド、アソビシステム、ウィゴー、オリーブ・デ・オリーブ、シアタープロダクツ、スタニングルアー、ミリオンカラッツ、ライオンハートと初期加盟店契約推進を決定しており、各店舗やウェブ上で「WeChat Payment」の電子決済を行うことが可能となる。
また、WeChat Payment加盟店情報をWeChatユーザーに効率的に届けるプラットフォームとして、電通が構築・運営・コンテンツ開発などを行う、中国人向け情報サービス「日本微付購(JAPAN PASS)」の提供を11月下旬より開始。全日空商事が扱う日本のブランド商品を、ANA CargoやOCS、OCS Chinaの物流網を活用して販売を検討するほか、航空券の販売や旅行商品の企画・販売などでANAホールディングスと幅広い分野での提携を検討する。
情報提供元: Traicy