はとバスは、2015年7月から2016年6月までの1年間の利用人数が、前年比96.7%の856,948名となったと発表した。


東京観光の日本人向けコースは、1月に発生した軽井沢スキーバス事故の影響で、それまでは前年比105.1%で推移していたものの、1月から6月までは前年比86.2%と大きく落ち込んだ。また、4月の熊本地震の影響で、九州の旅行会社で販売するはとバス商品の売れ行きも落ち込んでいるという。はとバスでは、東京の宿泊費の高止まりが続いており、地方から東京への旅行が難しい状態であることも低迷した一因とみている。英語と中国語で案内する外国人向けコースは、90,691名が利用。利用人数が9万人を超えたのは1986年度以来29年ぶりで、順調に推移しているとした。


はとバスでは、豊洲新市場の開場、迎賓館一般公開、国立西洋美術館などを取り入れた企画を行うことで需要の掘り起こしを目指すという。


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情報提供元: Traicy