前田建設工業を中心とするコンソーシアムは、愛知県道路公社が公募していた「愛知県有料道路運営等事業」の公募手続きで、優先交渉権者に選定されたと発表した。


対象となるのは、知多半島道路、南知多道路、知多横断道路、中部国際空港連絡道路、衣浦トンネル、猿投グリーンロード、衣浦豊田道路、名古屋瀬戸道路。事業期間は知多3路線と空港連絡道路は30年で、インターチェンジ(IC)の新設等で償還期間を延長する。それ以外の路線は公社が国土交通大臣より受けた各路線の料金徴収期間満了まで。一体運営を行うことで利便性の向上や価格の低廉化、沿線開発等による地域活性化を目指す。


具体的には、阿久比パーキングエリアに隣接する食と安らぎのリゾート施設「愛知多の大地」の建設、空港島への150室から300室規模のハイクラスホテルの建設、物流拠点化事業の検討などが含まれている。


コンソーシアムは前田建設工業のほか、森トラスト、大和リース、大和ハウス工業、セントラルハイウェイから構成されており、オーストラリアのマッコーリー・グループも協力している。次点として、オリックス、経営共創基盤、ヴァンシハイウェイコンソーシアムの3社から構成されるコンソーシアムが選ばれた。

情報提供元: Traicy