三菱ふそうトラック・バスは、制動力を強化した衝突被害軽減ブレーキAMB2.0を標準装備した大型観光バス「エアロクィーン」、「エアロエース」、「エアロエース ショートタイプMM」を5月20日より発売開始した。年間販売目標台数は全種類合わせて1,200台。


「エアロクィーン」と「エアロエース」は、2013年よりAMBを標準装備しているものの、安全意識の高まりやシートベルト着用率向上を鑑み、従来より衝突被害軽減ブレーキの2次ブレーキの制動力を強化したAMB2.0を標準装備した。これにより衝突時の被害をより軽減できることを見込む。


急制動時には乗客がシートベルトを着用していることが安全のために重要で、シートベルト着用義務化により着用率は向上しているものの依然として高いとはいえないことから、着用を啓発する映像を収めたDVDを車両の出荷時に各車両に積み込み、バス会社が乗客向けに利用できるようにする。さらに、AMB2.0作動時にシートベルト未着用の場合、乗客が受けるダメージをダミー人形を使って表現した映像を、事業者向けの研修用DVDとして配布する。


東京地区での販売価格は、スーパーハイデッカーサロン仕様(55人乗り)は47,865,600円、ハイデッカーショートタイプMMサロン仕様(29人乗り)は33,895,800円。


また、5月27日にぽると出版が主催して大阪・舞洲スポーツアイランド「空の広場」で開催する「2016バステクフォーラム」で、午前に1回、午後に2回のAMB2.0の実演を行う。また、小型バス「ローザ」4WDの試乗車と大型観光バス「エアロクィーン」の展示車を出展する。入場は無料。


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情報提供元: Traicy