アジアの格安航空会社(LCC)8社は、世界最大のLCCアライアンス「バリューアライアンス」を設立すると発表した。


セブパシフィック航空、チェジュ航空、ノックエア、ノックスクート、スクート、タイガーエア・シンガポール、タイガーエア・オーストラリア、バニラエアが加盟。アジア太平洋地域の160以上の都市を174機で運航することとなる。2015年の利用者数は約4,600万人。


エア・ブラック・ボックス社の技術を導入し、異なる航空会社を利用する際でも最適な乗り継ぎルートや利用便、運賃を選択し、ワンストップで予約決済が可能となる。座席指定や追加に持つ、機内食などの付帯サービスの購入も可能となる。すでにスクート、ノックエア、ノックスクートは相互乗り継ぎが可能となる運賃を販売しており、他の航空会社も数カ月内にサービスを開始する計画。


バニラエアの五島勝也社長は、「バリューアライアンスが導入する技術により、加盟各社が使用している予約システムの違いにとらわれることなく、インターフェイスが可能になります。よって、バニラエアが運航していない日本とその他のアジア太平洋地域間のルートであっても、お客様は1度の予約・決済で加盟航空会社を利用する乗り継ぎ手配を完了、いわゆる『ワンストップショッピング』ができるようになり、利便性が大きく向上します。」とコメントした。


エアアジアなど複数国で事業展開するLCCや、香港エクスプレス航空ら海南航空傘下のLCC4社が立ち上げたアライアンス「U-FLY」に対抗する狙いがあるとみられる。


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情報提供元: Traicy