韓国の国土交通部は、2015年12月23日にソウル/金浦発済州行きのチェジュ航空機が与圧装置不具合で急降下したトラブルや、1月3日にセブ発釜山行きのジンエアー機が半ドアのまま飛行し、セブに引き返したトラブルの調査結果を発表した。


いずれも飛行手順違反などの基本的手順に従わなかったのが原因としており、チェジュ航空のトラブルは、機内の空気圧調整スイッチを離陸前後と1万フィート到達時に確認する必要があるものの、動作させずに離陸したほか、与圧システムについての理解も不足していた。ジンエアーのトラブルは、整備士がドアが閉まっていることの確認の立会を行っていなかったほか、パイロットの対応手順も不適切だった。


パイロットと整備士の30日の資格停止のほか、7日間の運航停止または6億韓国ウォン(約5,920万円)の課徴金処分を行う方針。


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情報提供元: Traicy