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スターウッドホテル&リゾートは、「シェラトン」ブランドとして日本初となるスキーリゾート「シェラトン北海道キロロリゾート」を12月5日、開業した。
タイの不動産ディベロッパーであるプロパティ・パーフェクト子会社のキロロリゾートホールディングスが保有する「マウンテンホテル」をリブランドするもので、すでにスターウッドホテル&リゾートは、「ホテルピアノ」を「キロロ トリビュートポートフェリオホテル 北海道」として11月20日にリブランドオープンしている。
「シェラトン北海道キロロリゾート」は全140室。オールデイダイニングレストラン「リビエルージュ」では、北海道の食材を使用した和食のほか、国際色豊かな料理をビュッフェスタイルで提供。日本料理「北帰」では、寿司や炭火焼きが堪能できる。ロビーではカクテルや軽食を用意する。クラブルームに宿泊する場合、シェラトンクラブラウンジで無料の朝食やランチ、軽食を24時間提供する。「キロロ トリビュートポートフェリオホテル 北海道」は全282室で、イタリアン料理「アッラモーダ」、カフェレストラン「POP」、日本料理「風雅」、バーラウンジ「サスティーン」の4つのレストランと、MICEで利用できる3タイプのホールと会議室を備える。全室で無料インターネットのサービスを提供する。
21コースとモーグルコース、子供用スノーパーク擁するスキー場のほか、夏には釣り、テニス、サイクリングなどのアクティビティを楽しむことが出来る。アクセスは新千歳空港から車で約90分、小樽から無料シャトルバスで約40分で、札幌近郊のスキー場としても人気が高い。両ホテルの統括総支配人には、「ウェスティン都ホテル京都」、「セントレジス大阪」の総支配人を務めた、石原哲也氏が就任している。
シェラトンブランドとしては、北海道へ2度目の進出となる。1999年に「新さっぽろパレスホテル」をリブランドし、2014年9月まで「シェラトンホテル札幌」(現「ホテルエミシア札幌」として運営。その後は提携解消に伴い、北海道から撤退していた。2015年には、加森観光が保有する「ルスツタワーホテル」をリブランドした上で、「ウェスティン ルスツリゾート」をオープンしており、合わせて3ブランドの3つのホテルが開業したことになる。
「シェラトン」ブランドはスターウッドホテル&リゾートが展開するホテルの43%を占めており、96のホテルの開業が決まっている。中でも34のホテルがアジアで開業する計画。また、1億米ドル以上をかけて行う広告キャンペーンを世界中で展開することも発表しており、アジアでのスターウッドホテル&リゾートが運営するホテルを、アメリカに並ぶ水準にまで増加させることを視野に入れている。
「トリビュートポートフェリオ」は、スターウッドホテル&リゾートとして10番目となるブランドで、独立系ホテルのコレクションブランド。都市部や人気リゾート地にある客室数が100室から400室のホテルで。ホテル自体に物語があり、料飲施設を有すること、最高級ホテルにふさわしい質と体験が提供できることが求められる。2016年には20軒、2020年までに100軒の加盟を見込んでいる。
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