JR東日本は、東北新幹線で8月24日に発生した車両故障の調査状況と今後の対応を明らかにした。

車両故障は同日午後2時10分ごろ、大宮〜小山駅間を走行中の「やまびこ63号」(E5系10両編成)が走行中に、緊急ブレーキが動作し停車した。自力走行可能の確認が取れたことから午後3時55分に小山駅まで速度を落として運転し、午後5時22分に到着した。その後運転を打ち切り、乗客約560名は後続列車に乗車した。

夜間に小山新幹線車両センターへ車両を収容して調査した結果、10号車の「分割か併合かを電気的に切り換える装置」が「併合」位置となっていたことが判明したという。詳細は調査中としている。走行装置やブレーキ装置に異常はみつからなかった。

今後、同様の不具合が発生した場合に備え、乗務員等による応急処置手順を新たに定め、迅速な対応によって早期の運転再開が可能となる体制を整備するという。

情報提供元: Traicy
記事名:「 8月24日の東北新幹線車両故障、装置が「併合」位置に