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JR東日本は、E8系の車両故障の調査経過と当面の対応を明らかにした。
6月17日、東北新幹線宇都宮〜那須塩原駅間で回送列車、小山駅に停車中の「つばさ136号」、郡山駅に停車中の回送列車、山形新幹線福島〜笹木野駅間を走行中の「つばさ139号」で車両故障が発生した。4編成いずれもE8系で、補助電源装置の内部で同部位の半導体素子の損傷が確認された。また、新たに車両基地に留置中のE8系1編成で補助電源装置の故障が発見された。損傷した原因は特定できていない。
このため、E8系の単独運転を取りやめており、山形新幹線は一部の直通列車を除き、福島〜山形・新庄駅間で折り返し運転を行っている。7月19日以降は、東北新幹線への直通運転する列車を現行の1往復から3往復に拡大する。そのため、山形新幹線の運転本数が減少する見込み。7月15日以降の運転計画は7月11日に発表する。7月中はこの対応を実施する。
また、東北新幹線の座席数を増やすため、現在山形新幹線内に留置しているE8系を、深夜時間帯に東北新幹線内に順次回送し、東北新幹線を17両で運転する列車を増便する。