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エールフランス航空は、新たなファーストクラス「ラ・プルミエール」の座席を発表した。
広さ約4.5平方メートル、5つの窓のスペースを擁するスイートを4室設ける。ステリア・エアロスペースが製作した。
開発には約3年かけ、フルサイズのベッドとなる座席と長椅子から構成した。座席は離陸、着陸、食事、リラックスモードなどのあらゆる段階に合わせて調整が可能で、ベッド時には全長2メートル、幅75センチになる。タツノオトシゴのエンブレムをあしらったエンボス加工の革製ヘッドレストと人間工学に基づいたパッドにより、最適な快適さを実現する。
各スイートは、床から天井までを覆う厚いカーテンで仕切られ、完全にプライバシーが守られる。中央の座席には電動スライド式パーティションを備える。2つのモニターは4Kで、大きさは32インチ。Bluetooth接続もできる。AC電源やUSB-A、USB-C電源、ワイヤレス充電にも対応する。
客室のデザインはグレーを基調とした調和のとれたデザインで、レザートリム仕上げとし、特別に作られたファブリックを使用した。頭上の手荷物棚は床面収納に置き換え、スライド式の引き出しに機内持ち込み用スーツケースを最大2個収納できる。この他に、履物の収納やワードローブも設ける。
一部のボーイング777-300ER型機に導入し、今春から運航を開始する。まずは、パリ/シャルル・ド・ゴール〜ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ線に投入し、今夏スケジュールにはロサンゼルス、シンガポール、東京/羽田にも就航を予定している。
ラ・プルミエールは現在、パリ/シャルル・ド・ゴールとアビジャン、ドバイ、ロサンゼルス、マイアミ、ニューヨーク/ジョン・F・ケネディ、サンフランシスコ、サンパウロ、シンガポール、東京/羽田、ワシントンを結ぶ路線に投入している。