エイチ・アイ・エス(HIS)は、連結子会社のナンバーワントラベル渋谷が雇用調整助成金の不正受給を行った疑いがあることを明らかにした。

外国籍の顧客へ航空券などを販売するナンバーワントラベル渋谷が、2020年4月から2023年3月までの間、雇用調整助成金約1億円を不正受給した疑いがあり、東京労働局による調査を受けている。従業員数は8名で、HISは議決権の51.25%を所有している。

初期的な社内調査と外部専門家のるアンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業による助言に基づき、不正受給があった可能性が極めて高いとしている。受給金額の返納を含め、東京労働局からの調査結果と判断に従う。

また、HISグループ全体でも、雇用調整助成金の受給に問題が生じていなかったかを確認するため、アンダーソン・毛利・友常法律事務所外国法共同事業に調査と分析を依頼した。自主的に進捗を東京労働局に報告し、指示を仰ぎつつ、検討を進めるとしている。HISは2020年4月から、ほぼ全社員を一時帰休としていた

連結決算に及ぼす影響の確認に一定時間を要するため、12月13日を予定していた2024年10月期の決算発表を延期する。

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情報提供元: Traicy
記事名:「 HIS、連結子会社が雇用調整助成金不正受給の疑い