星野リゾートは、温泉旅館ブランド「界」の17軒目となる、「星野リゾート 界 霧島」を1月29日に開業した。
コンセプトは、「桜島をはるかに見渡し、湯浴み小屋でうるおう宿」。高千穂峰の中腹に位置し、錦江湾と桜島を見渡すことができる。
客室棟は地上5階建て、パブリック棟は地上2階建て。客室数は49室で、ご当地部屋「薩摩シラス大地の間」で、鹿児島県の伝統工芸品である薩摩和紙・大島紬・薩摩錫器、火山噴出物であるシラスを使ったベッドボードがあしらわれている。うち3室は、露天風呂も備える約70平方メートルの特別室で、三面がガラス張りで、高千穂峰を望める。
食事は、半個室の食事処で、季節の和菓子「あくまき」を使った先付、酢の物・八寸・新鮮なお造りを一緒に盛り合わせた華やかな宝楽盛り、地域の旬の食材を活かした会席料理を提供する。特別会席のメインの台の物として「黒豚しゃぶしゃぶ」を用意する。
星野リゾートと霧島市は、2019年11月に、旅館の建設に伴う霧島錦江湾国立公園の環境整備、魅力の発信等に関する「パートナーシップ協定書」を締結している。
料金は2名1室利用時、1人1泊20,000円から。チェックインは午後3時、チェックアウトは正午。アクセスはJR霧島神宮駅から車で約15分、鹿児島空港から車で約45分。