フジドリームエアラインズ(FDA)は、静岡空港の格納庫で、機体見学と地元の食が楽しめるイベントを、11月8日に開催した。
格納庫に到着した約40名の参加者は、ゴールド塗装の9号機が格納庫内に入ってくるところを間近に眺めた後、2班に分かれて機内と機外を見学。エンジンやカーゴスペース、レドームの中身などを見学しながら整備士の説明に耳を傾けたり、コックピットで記念撮影する姿がみられた。
見学の後は、2015年のミラノ万博に出展した、⼿打ちそば「たがた」、イタリアンレストラン「NORI」、懐⽯料理「いっ⽊」の自慢の料理や、県内でウイスキーを蒸留しているガイアフロー静岡蒸留所、スパークリングティを製造する「Benefitea」など、県内の食にまつわる企業による、自慢の料理やドリンクを楽しんだ。機体の前では、「たがだ」の店主による蕎麦打ち実演も行われた。
最後に、ビジネスジェットターミナル内でガイアフロー静岡蒸留所の初蔵出しウイスキー6種類の試飲と、打ち立ての蕎麦が振る舞われた。お土産として、ウイスキーのミニボトルやグラス、FDAオリジナルグッズもプレゼントされた。
アルコールを提供することから未成年の参加はできず、機体見学としては参加者の年齢層は高めだった。FDAによると、格納庫での食イベントの開催は日本で初めてだという。
旅行代金は30,000円で、Go To トラベルキャンペーンの割引後の支払い実額は23,000円。地域共通クーポンが3,000円分付与され、静岡空港内のショップでは3,000円のFDAグッズのセットを販売していた。
FDAではこの他にも、静岡や神戸、花巻発着の富士山遊覧フライトを実施し、いずれも完売するなど好評を得ている。