KNT-CTホールディングスは、近畿日本ツーリスト関西と近畿日本ツーリスト中部が、2008年から2018年にかけて、JR西日本に対するパンフレットの制作費を水増し請求していたことを明らかにした。
2018年2月に、近畿日本ツーリスト関西の担当者が社内メールをJR西日本に誤送信したことから不正が発覚した。調査の結果、他の案件では水増し請求の事実は認められなかったという。
水増し請求は10年間で約7,000万円に達する。JR西日本には、お詫び金をあわせて返金する。担当者約30人を処分した。
KNT-CTホールディングスの広報担当者は、「コンプライアンス意識が薄かった。業務自体に対して罪の意識がなかったのではないか。」と話している。