日本の大動脈、東海道新幹線がまさかこんな値段になるとは誰が予想しただろうか。
東京〜大阪間往復、実質約7,000円! 「Go To」地域共通クーポン開始で東海道新幹線の旅行がさらにお得に【コラム】
https://www.traicy.com/posts/20200924182412/
みどりの窓口や指定席券売機、エクスプレス予約とは異なり、あくまでも旅行商品の形式で販売されているので、少し購入するハードルが高いのは事実。宿泊ツアーを実際に申し込んでみた。
JR東海ツアーズのツアーは、日帰り、宿泊ともに、ネット申し込みが可能だ。宿の空室(いわゆるブロック)をリアルタイムで確認し、選択可能な列車から第3希望までを選ぶ方式だ。
この申込時点では宿の確保はされるが、列車の確保はなされていない。特に「ひさびさ旅割引」など、限定新幹線の利用では、実際の空席すべてが利用できるわけではない。
筆者は以前にもJR東海ツアーズにて同様の東海道新幹線利用商品を申し込んでいるが、「満席」と案内されることが多々あるので、注意されたい。
Web予約の申込をすると、おおむね1日以内にメールで列車の確保状況が案内される。希望の列車が取れなかったなどの場合も、メールで相談できる。何回かやり取りをしたが、ストレスになるほど待たされるようなことはなく、直前手配ながら第2希望までの列車で確保できた。
Web予約が完了したら、案内に従いクレジットカードなどで決済。受け取りは郵送か店頭を選べる。地域共通クーポンの受領書の記入の関係か、郵送の場合は電子クーポン、店頭の場合は紙クーポンであった。
紙クーポンがほしかった筆者は、東海道新幹線主要駅などにあるJR東海ツアーズ店舗できっぷなどを受け取った。店内は「Go To」解禁で待ち客もいたが、予約済みの場合は専用カウンターに案内、受け取り待ち時間はほぼゼロでスムーズであった。
実は、上記コラムでも触れられているが、JR東海ツアーズの商品は、ネット申込でもあっても、パンフレットのチェックをおすすめしたい。というのも、インターネット上に載っていない情報が掲載されていることがあるからだ。
例えば、大阪地区限定で、予約時に申し出ることで京都駅で新幹線を途中下車することができる。今回の筆者の旅行では利用しなかったが、京都と大阪を欲張って観光したいという人には、利用価値があるのではないか。
また、これもインターネット上では案内されなかったが、追加料金を支払うことで、異なる時間帯の列車の利用や、グリーン車の利用ができる。特にグリーン車は、2,200円からの追加料金で利用できる。
新幹線のグリーン料金は、東京〜新大阪間の場合5,400円。今回のプランでは、2,200円の追加料金が、さらに「Go To」で半額補助されるので、実際は1,000円余りでグリーン車に乗れる計算だ。
限定新幹線の残席を確認しながら、普通車指定席とグリーン車で迷うもよし、普通車指定席だけでお得な旅を突き詰めるのもよし、グリーン車で大盤振る舞い…の気持ちになりきるもよし。とにかく、せっかく申し込むならパンフレットも目を通したほうが一枚上手かもしれない、ということだ。
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結局筆者は今回の旅行のプランニングで、往路を普通車指定席、復路をグリーン車指定席でチョイス。首都圏発大阪ミナミ行き、2名旅行で1泊3日で39,400円。金曜日に出発し、日曜日に帰ってくる週末旅だ。ここから「Go To トラベルキャンペーン」適用で2人で実質2万円以下、つまり1人で1万円以下、なのに旅行が出来てしまった。
「1泊3日」なのは、復路を延長したためだ。JR東海ツアーズにて宿泊の予約をしなくても、「ひさびさ旅割引」の宿泊商品では帰路日の延長ができたので、もう1泊は自分で手配。
じゃらんのクーポンを利用したら1泊2名1室が無料で確保できたのだが、この詳細はまたどこか別の記事で書けたら。とにかく、週末2泊3日の旅が2人で2万円で確保出来てしまった。
実際どのような旅になったのか、付与される地域共通クーポンの使い勝手など、旅の模様なども、機会があれば取り上げたいと考えている。このJR東海ツアーズの「ひさびさ旅割引」、すごいポテンシャルを持った商品であることは間違いない。ぜひ最大限に活用して、Withコロナな良い旅を!