エミレーツ航空は、利用者からの返金申請のうち9割の返金を完了したことを明らかにした。払い戻し件数は140万件以上、金額は50億ディルハム(約1,490億円)を超える。
ティム・クラーク社長は、「審査や処理に普段よりも時間がかかるため、払い戻しが長らく保留となっていることがお客様にとって大きな負担であることを我々は認識しています。このコロナ渦において申請された払い戻しの数は、かつて経験したことのない膨大な数ですが、我々はお客様の意向に真摯に対応すべく、最大限の努力をしています。ほとんどの場合、審査や処理はスムーズに進みますが、なかにはカスタマーサービスのスタッフがひとつずつ詳細を確認しながら、普段よりも長くお待たせするというケースもあります。長らくお待たせしているお客様には、ご理解とご協力にこの場を借りて改めてお礼を申し上げます。」とコメントしている。
エミレーツ航空は現在、80都市以上への運航を再開している。ドバイに到着すべての利用者に対し、出発の96時間以内に新型コロナウイルスのPCR検査を受診し、陰性証明書を携帯するよう求めている。9月30日までに発券し、11月30日までに出発する航空券では、再予約などのオプションも提供している。10月31日までに出発した滋養者には、新型コロナウイルス感染時にかかる費用を無料でカバーする保険も付帯する。