政府は、国際的な人の往来再開に向けた段階的措置として、タイとベトナムを対象に、「レジデンストラック」の試行措置を7月29日より実施する。
対象国・地域の在外公館で査証(ビザ)の申請を受け付ける。一次査証のみが発給され、国籍によっては査証手数料の支払いが必要となる。対象国・地域居住者に限定し、招へい理由書や身元保証書が必要。短期商用目的と、一部の在留資格での就労・長期滞在目的での入国が対象となる。利用便は限定され、午前着の直行便の利用が原則となる。
この他に、オーストラリア、ニュージーランド、カンボジア、シンガポール、韓国、中国、香港、マカオ、ブルネイ、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス、台湾を対象として、協議や調整を行っている。
また、8月5日より、現在出国中の再入国許可者を対象に、両国の在外公館にある領事窓口で「再入国関連書類提出確認書」の発給を受け、出国前72時間以内に取得した「検査証明」の提示を行うことを条件に、日本への入国を認める。永住者、定住者、日本人の配偶者等、永住者の配偶者等の在留資格保持者も同様に、9月1日以降に再入国する場合には、同様の措置が必要となる。