ドイツ政府は、7月2日から欧州連合(EU)とシェンゲン加盟国、イギリス以外の8ヶ国からの入国制限を解除した。
対象となる国は、オーストラリア、ジョージア、カナダ、モンテネグロ、ニュージーランド、タイ、チュニジア、ウルグアイの8ヶ国。日本は含まれていない。ヨーロッパの一部の国では、EU理事会の勧告を踏まえて、日本からの入国制限を解除しているものの、ドイツでは当面継続される。国籍ではなく、渡航者の入国前の滞在地が基準となる。日本国籍であっても、タイ在住者はこの基準の対象とならない。
これら8ヶ国以外からの渡航者は、重要な渡航理由を有していれば入国を認める。ドイツ国籍者やEU・シェンゲン協定適用国籍者、イギリス国籍者、ドイツでの継続的な滞在許可を有する第三国の国民、医療従事者などが該当する。乗り継ぎ旅客の通過のための入国も認めるものの、最終目的地への入国が保証される場合のみ、入国が許可される。