エクスペディアホールディングスは、旅行業界の支援に最大300億円を投じる。



エクスペディアグループが4月に行った調査では、宿泊施設が求めるサポートは、レジャー目的の旅行と国内旅行の需要動向に関する情報、エクスペディアグループのサイト内での露出度向上、旅行や観光の需要創出のためのマーケティング投資、資金面での支援の4つに分類されるとしており、宿泊施設のマーケティング費用などに最大約270億円、観光地に約30億円を投じて支援する。



2019年にエクスペディアグループがパートナー施設から得た手数料の25%を、エクスペディアグループ内で利用できるマーケティング費用として還元する。3ヶ月の施策実施期間内に成立した新規予約の手数料も軽減するほか、現地決済予約の支払期間は90日に延長する。分析ツール「マーケット情報分析(Market Insights)」を通じたデータ提供、世界規模でのブランドキャンペーン「次はどこへ行く?(Where Next?)」も実施する。宿泊施設が実施する安全対策を掲載できる機能も追加し、利用者に対して70%を返金できるプランを設定できるようにする。



開始時期は国ごとに需要回復の兆候に基づいて判断する。日本などアジアの数ヶ国では試験的にプログラムを開始している。

情報提供元: Traicy
記事名:「 エクスペディアHD、旅行業界の支援に最大300億円投入