タイ国際航空は、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う運航停止による返金処理を、タイ中央破産裁判所に会社更生手続きを申し立てたことに伴い、一時的に停止した。
チャクリ・パラプンタックル副会長兼社長代理は、5月19日に再生計画がタイ政府により承認されたことを発表していた。タイ中央破産裁判所と破産法に基づき再生が実行され、その間は通常通り運航を継続する見通し。解散や清算、倒産を意味するものではなく、航空券は引き続き有効であるとしていた。
タイ国際航空では運航停止に伴い、乗客には支払った同額分のバウチャーへの交換や無手数料での払い戻しを受け付けていた。声明では、「払い戻し手続きや会社更生手続きの進捗状況につきましては、追ってご報告いたします」としており、停止する期間は明示されていない。