国土交通省は、北海道白老町に開園予定のアイヌ文化の復興・創造施設「民族共生象徴空間(ウポポイ)」について、開園日を当面延期すると発表した。
当初の開園予定日は4月24日で、新型コロナウイルスの感染拡大の影響を受けて5月29日に変更されていた。緊急事態宣言期間の延長を受け、再度延期を決めたという。
「ウポポイ」は、アイヌ文化の復興・創造と、アイヌの歴史・文化に関する理解の促進を目的とした施設。国立アイヌ民族博物館や国立民族共生公園、アイヌの慰霊施設などで構成される。「ウポポイ」は、アイヌ語で「(おおぜいで)歌うこと」を意味する。