シンガポール航空は、旅客機を貨物専用便として、世界各地へ運航している。
旅客便の減便に伴うもので、貨物需要に対応するとともに、収益確保のために運航するもの。シンガポールと東京/成田、北京/首都、広州、上海/浦東、香港、ジャカルタ、ハノイ、ホーチミン、アムステルダム、バルセロナ、ロサンゼルスを結ぶ路線ですでに運航している。
東京/成田〜シンガポール線では、3月29日から5月15日までの間、SQ637便とSQ639便、SQ11便とS12便で26往復52便を、貨物輸送のため運航するという。
また、客室内を活用し、比較的小さな医療関係用品などの貨物も搭載している。すでにシンガポール当局から認可が下りており、4月8日の上海/浦東発シンガポール行き、SA833便から開始した。他の路線でも搭載の準備を行っているという。座席に汚れや傷がつかないよう、カバーなどで保護する必要があることから、準備には約6時間から8時間、人員は2倍から3倍を要するという。